タンパク質が熱中症予防になる秘密
猛暑でも元気に過ごせる!タンパク質で熱中症予防
こんにちは。栄養療法専門のきーこです。今回は「熱中症になりにくい体を作る」についてお話しします。夏は冷たくてさっぱりサラサラなそうめんや、冷たいジュース、アイスクリームなどを食べたくなりますね。
私は昨年から夏バテなく、元気に仕事も家事もこなす事ができました。その秘密についてお話ししますね。
水分補給だけじゃない?身体の中で水分子を作る秘密を教えます
熱中症予防には水分補給が大切です。「のどが渇く前から、ちびちびと水分補給をしましょう!」のどが渇いてから飲むのは遅いといわれます。このことは最優先でめっちゃ大事です。今回、そのことに加えてお伝えするのが、体の中で水分子ができる仕組みです。えっ?そんな方法があるの?と思われる方もおられると思います。それでは、最後までこらんくださいね。
夏バテしないポイントその1
アミノ酸が生む体内の水分子
私たちはタンパク質を摂取すると、アミノ酸という形まで分解されます。このアミノ酸とアミノ酸が二つ、くっつくことで水分子が一つできるのです。これをペプチド結合と言います。つまり、私たちはタンパク質をしっかり摂取することで、体の中の水分子1つを体の中で作ることができるのです。
これがすごいことなんです。
血液サラサラ!タンパク質の効果
体の中で出来た水分子は血管の中に入り血液の量を増やしてくれます。これにより、血液のボリュームが保たれ、しっかりとした川の流れのような血流になるのです。もう少し詳しくすると、口から入ったタンパク質は、肝臓でアルブミンというタンパク質に変わります。このアルブミンが血管の中の水分量を保持してくれる働きがあるのです。つまり、発汗が多くなる夏でも、水分を保持する働きがあるアルブミンのおかげで、夏バテしにくい体をサポートすることができるのです。
夏バテになりやすい体ってどんな状況?
反対に夏バテの人はどんな状況でしょうか?血液の水分量が減り、血はドロドロの状態になります。これでは、血液が流れにくくなってしまいます。場合によっては意識がもうろうとして、声も出ず、体が動かない状況となり、救急車も自分では呼べなくなってしまう状況に陥ります。この状況は、絶対に避けなければなりません。
夏バテしないポイントその2
糖質の罠:夏の悪循環を断ち切る
私たちは、猛暑が続くと冷たいそうめん、キンキンに冷やしたビール、アイスクリーム、などの糖質をつい食べてしまいますね。夏はこれらの糖質の摂取量が増え、夏バテを引き起こしやすくなるのです。私たちの体は糖質を利用するとき、必ずビタミンBを必要とします。糖質をたくさん食べると体のなかのビタミンB1が使われ、本来、エネルギーを作るために必要なビタミンB1が不足してしまい、元気が出ない(エネルギー不足)つまり、疲労感につながるのです。
夏バテしないためには、糖質は控えめにすることと、タンパク質をしっかり摂取することがカギとなります。
夏バテしないポイントその3
スポーツドリンクではなく経口補水液を。
脱水時にはスポーツドリンクと誰もが聞いたことがありますね。しかし、実はスポーツドリンクよりも経口補水液がおすすめなんです。
糖分の罠:ビタミンBを奪うスポーツドリンク
まず、スポーツドリンクには糖分が含まれています。この糖分は、体に必要なビタミンBを消費してしまいます。ビタミンBは体のエネルギーを作るときに不可欠な栄養素です。糖分が多いスポーツドリンクを摂取すると、ビタミンBが体から奪われる結果となり、疲労感につながることになるのです。
人工甘味料の影響:腸内細菌バランスを崩す
もう一つの理由は人工甘味料です。スポーツドリンクには人工甘味料が使用されていますが、これが腸内細菌のバランスを崩すことにつながるのです。
経口補水液のすすめ:汗をかいたときの選択
汗をだらだらかくときは、手作りの経口補水液を作るか、市販のOS-1を購入することをおすすめします。塩分と糖分のバランスがよく水分を吸収しやすい濃度となっているのが、経口補水液です。
ワンポイントアドバイス
手作り経口補水液のつくりかた (市販ならOS-1)
1.水 500ml
2.ぶどう糖 10g(ドラックストアや、
マーケットでも購入できます。)
3. 塩 約1.5g (500円玉より少し
盛り上がる程度)
4.レモン汁少々
を加えて作ります。
夏バテしないポイントその4
甘いものが欲しいときは、先にタンパク質を摂ってから食べるのがおすすめです。先にタンパク質を摂取することで、血糖値の急激な上昇を抑えられるため、食後のだるさや眠気を感じにくくなります。
まとめ:タンパク質でボリュームのある血液量と元気な夏を!
1.体のなかでアミノ酸とアミノ酸が二つ
くっつくことで1分子の水分ができる。
2.タンパク質から作られたアルブミンは
血管内の血液量(ボリューム)を保持する
役目がある。
3.糖質中心の食事は、体に必要なビタミンB1を
消費してしまう作用もある。
4.三食にタンパク質を入れる。
5.熱中症予防には、「経口補水液」OS-1がおすすめ。
6.タンパク質を摂取してから、甘いものを食べる。
いかがでしたか?以上、夏を元気に過ごす秘訣でした。
タンパク質摂取は、猛暑でも元気に過ごせ、熱中症予防の強い味方になってくれますよ。
体が変わる、元気になる、健康のお手伝いをさせていただきます。
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参考文献
アルブミン | 看護師の用語辞典 | 看護roo![カンゴルー] (kango-roo.com)
オーエスワンシリーズの科学的根拠
電解質と糖質の配合バランス|経口補水液オーエスワン(OS-1)|大塚製薬工場
保有資格
看護師
一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所
オーソモレキュラーニュートリジョンプロフェッショナル
栄養療法カウンセラー
ウエルネスプラス認定アドバイザー
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