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仕事辞めるの?大丈夫。辞めてもそんなに変わらないから。


引き続き、働き方を考えるシリーズ。

過去記事はこちら↓


仕事を辞める、または辞めたいと思った時の、

その仕事とは何のことで、辞めた後どうなるのか?

といったことが今回の話。


辞めるか辞めないか揺れ動いている最中は、その後のことなんか考える余裕もないことがほとんどだと思います。

そこで、実際に先に辞めて人間が、これまでの経験と考えてきたことを綴ってみました。

同じ悩みを持つ方の参考になれば、とても嬉しく思います。


〜余談〜
先週、子どもの同級生のママさんが、
「先月仕事を辞めて、今はフリーだから」
みたいなことを言っていたそう。

何だか
「先月彼氏と別れて、今はフリーだから」
みたいなノリだな、と言い方が少しおもしろかった。



仕事を辞める決断をする時、

仕事を辞めたら、のんびりマイペースで生活できるのか?

これが何より気になるところ。


私自身も仕事を辞める時、

「仕事をしないと生活できないのは本当か?」

「仕事を辞めるのは悪なのか?」

こんな声が心のうちから聞こえてきたことは、今でもよく覚えています。


この心に住まうネガティブちゃんに対して、今なら明確な持論を述べられます。


「仕事をしないと生活できないのは本当か?」

これは間違いなくYesです。
ただし、仕事の定義を世間で認識されているものより広げて捉えています。
(詳しくは後ほど)


「仕事を辞めるのは悪なのか?」

これは明確にNoです。善悪は自分で決めることだから。
なので、私にとってはNoでも、他の人にとってはYesの可能性はあります。


〜余談〜
先日、『同志少女よ、敵を撃て』を読みました。
何が正義で何が悪かなんて、立場や環境次第でいくらでも変わることを突きつけてくれます。
自分の価値観について深く考えさせられることがたくさんある良書です。


仕事を辞めてしばらくは、確かにフリーでのんびりできます。

ゆっくり好きなことをする時間は大事。

たまにはダラダラ時間を無駄にしてみることも大事。


でもしばらくすると、不安や恐怖がやってくることになります。


お金がなくなる不安。「今はよくても、将来生活できなくなる?」

孤独への不安。「友達いない。自分だけ仕事してないから話し合わない。」

社会不適合者の烙印を押される。「みんな仕事いているのに自分だけ違う。」


(ここ大事!!)全部自分が自分に言ってるだけだけどね。




仕事とは一体何のことだったのか?


一言で言ってしまえばお金を稼ぐこと。


当然、仕事の意味は他にもたくさんあるけれど、

これを抜いたら世間で言う「仕事をしている」からは外れてくるはず。


家事、育児、介護といった家族を支えるのは本当は仕事だとみんなわかっているのに、世の中で仕事扱いされない理由はこれしかない。

私も当事者の一人ですが、
誰にも何も言われてないのに、仕事していない自分と感じてしまう。
わかっていても感じてしまう。
これが同調圧力の恐ろしさ。

ちなみに、いやーな気分を感じても放っておくことができればちゃんと何とかなります。(そんな自分の自分を自分で取る方法って需要あるのかな?)



そして仕事を辞めた後の生活の方向は主に2つ。


一つは、仕事で得たお金でするはずだったことを、自分でしてしまうこと。

つまり、自分のことは自分でやる。
分かりやすいのは自炊とか家庭菜園とかDIYとか。
新しいもの買わずに、今あるもので工夫することもここに含まれる。


もう一つは、違う方法でお金を稼ぐこと。
典型なのは転職とか副業とか。


いずれは両方組み合わせることになるけど、
仕事を辞めてすぐの頃は、自分のことを自分でするが最優先になると思います。

なぜなら生活コストをガクンと下げられるようになるから。

これができればお金の不安って結構減ります。

無くても何とかなると思えるから。

実際自分で何とかするようになし、自己効力感も上がるので相乗効果も期待できます。

仕事(=ここではほぼお金を意味しています)を手放すことでお金の不安を和らげられるなんて、何とも皮肉な話だと最近はよく感じます。



さて、先ほどの仕事の定義からすると、自分のことを自分でするはお金を稼ぐことにはならないので仕事は呼びません。
でもそれって、本当に仕事をしていないのでしょうか?

鋭い方はもうお気付きのはずですが、
自分のことを自分でやるとは、対象が家族から自分自身に変わっただけで、
家事や育児や介護と同じと考えてもいい。
つまり、仕事をしている人とやることは実質何も変わらない。

仕事を辞めたからといっても、働かないことにはならないはずなんです。(大富豪を除く)


1誰かのために働く → 2お金もらう → 3自分以外の誰かにしてもらう → 4お金を支払う。
そんな流れだったが、

1自分のために自分で働く → 2自分でその成果を受け取る
そうシンプルに変わるだけです。


仕事を辞めても、自分のことを自分でやるという仕事は残るんです。
このことに辞めてから気づきました。


でも悪い気はしないのが不思議なもので、
それはきっとやっているうちにメリットにたくさん気づくから。

たとえばこんな感じ。

・誰のせいにもできないので、自分の責任を自分で取れるようになります。
→その結果、過度な期待をしなくなって、より現実的な賢い判断ができるようになります。

・自分の機嫌を自分で取れるようになります。
→そうするしかないから。

・人助けるのは、まず自分を助けてから。と考えられるようになります。
→本当に死活問題だから。


言われたことを言われた通りにする(=雇われて働く)のは、
最終的な責任を自分でとらなくていいから確かに楽だけど、
葛藤やストレスを抱えるリスクはその分増える。

これを踏まえると、
仕事を辞めるか続けるかの選択肢は、それ自体に優劣はつけらない。


というわけで結論!
だったら仕事辞めるか続けるかは主観で決めるのが一番いいと思う!!


仕事を辞めたい、あるいは辞めたという人は、
きっと働くことそのものを辞めたいわけではないのだと思います。

そうではなくて、ただ自分が納得できる働き方を見つけたいだけ。

だから今の自分には今の働き方は合わないと思ったら、
一度辞めてみるのはアリだと、
個人的にはそう思います。


子どもの場合の学校も同じです。
義務教育だからといって必ず行かなければならない理由はありません。
学校に行かない方がいい結果になる可能性があるなら、試してみればいい。
ただそれだけでいいじゃないですか。



おまけ

仕事辞めた人はきっとそれまで働きすぎていたはず。

働きすぎていた人は反動でしばらく何もしたくない状態になるので、
何かしようと思えるようになるまで、何もしないことを満喫してください。

どうせ放っておいても、人間なんて何もしないことにもそのうち飽きますから。


自分を責めて自滅さえしなければ何とかなりますので、のんびりいきましょう。

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