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新人を育てるには失敗はつきものって話
今日は新人指導の話です。
新人指導をするとなると、できるだけミスはしてほしくないと思ってませんか?
僕も数年前までそう思っていました。
でも、それだと新人はいつまで経っても新人のままなんですよね。
ミスや成功体験をたくさん積むことで人は成長します。もっと言うと『上手にミスをすること』が大切なんですよね。
下手に失敗をすると立ち直れなくなったり、場合によってはメンタルを壊しかねません。そうならないために先輩なりリーダーがいるんです。
上手に失敗していくためには、コーチングのテクニックが効果的ですが、そのようなテクニックに頼る前に、教える側のマインドを変えていきましょう!
🔆厳しすぎるのは自己満足感から?
教える側が厳しい態度を取るのはなぜかを考えたことはありますか?
大体の方は「新人のため」っておっしゃると思います。
でも、本当にそうでしょうか?
穿った見方かもしれませんが、相当その新人のことが人間的に好きでなければ、そんな感情は湧いてこないものです。
じゃあ本心は?と聞かれたらおそらくこんな感じだと思います。
「早く仕事できるようになってもらって、自分の負担を少なくしたい」「自分の評価にも関わってくるから、ちゃんとしてほしい」
どちらにしても、自分のことしか考えていないものです。
でも、これは決して悪いことではないと思います。本心を偽って接するよりは、自分でその感情を認めることが大事。その上で、新人にはどのようなアプローチできるのか?どういう指導ができるかと考えることができます。
その辺をモヤモヤと見て見ないフリをすると、後々ストレスになりますし、新人ともいい関係を結べない原因にもなります。
🔆アメとムチ
これはよく言われることですが、うまく育てるには褒め言葉とお叱りが必要です。
「褒める1:お叱り9」とも言われたりしますが、比率はどうだっていいです。肝心なのはこのどちらも備えていること。
最近は叱られるのが苦手な人が増えています。それはそういう時代になったからであって、決して本人だけのせいだけじゃないという点も理解しておくべきです。
アメとムチのポイントは『振れ幅を大きくする』こと。
と言っても叱る方に振れ幅が大きいと、新人さんは辛い思いしかしません。叱るときは理論的に感情的にならないこと。でも、褒めるときは感情的に思いっきり褒めてあげる。
ムチ(叱る):
ここはもっとこうすべきだったよね。次からは気をつけてやってみよう。
アメ(褒める):
おお!これだけしか教えていないのに、もうできたんだ!すごいじゃん!
言葉だけではなく、ボディランゲージも使って褒めるとより効果的です。お菓子のお裾分けなんて追加したら、なおいいですね。
🔆満足させないことも大切
褒めて伸ばすことはポジティブな要素を増やすことにもなるので、積極的に取り入れるべきです。
ですが、褒めすぎもダメ。そこで成長がストップしてしまいます。
褒めろって言ってみたり、褒めるなって言ってみたり、どっちだよ!ってなりますよね。
そこでアメを使うときに付け加えたい言葉があります。それが
「こうしたらもっといいよ!」
というワード。先程の例でいうとこんな感じです。
アメ(褒める):
おお!これだけしか教えていないのに、もうできたんだ!すごいじゃん!さらにこう工夫すれば、もっとよくなるよ!色々試してみて!
煽てる訳ではないですが、満足感を持たせないためには「ちょっと頑張ればさらに上のレベルに行ける」ことを示してあげることが効果的。
相当頑張らないといけないレベルで示すのは逆効果。ちょっと頑張ればできそう!と思わせることがポイントです。
伸ばす能力は本人の方向性だったり、チーム内の事情など、さまざまな要素が絡んでしまいますが、「この部分を伸ばしてあげたい!」となれば、少しの努力で届くゴールを提示してあげましょう。
🔆自分も成長する
このように指導していると気づくことがあります。
最初に「自分のために指導している」と言いましたが、自分の指導でちょっとずつ伸びていく新人を見ていると、もっと伸ばしてあげたいと思えるようになってきます。
最初は自分のために指導していたとしても、それを素直に受け取り、頑張ってくれている姿を見ると、普通の感性の持ち主は愛情というか親近感が湧いてきます。
こうなればコミュニケーションについて深く考えなくても、新人さんとの心理的な距離はグッと近づいていきます。
本来は新人を成長させるために指導しているはずが、指導を通じて自分も成長させてもらっていると実感できます。
これこそ謙虚な姿勢です。(知的謙遜とも言われます)
人が成長するには欠かせないスタンスのひとつです。
ここまで感じることができたら、もうイヤイヤ指導することはなくなります。
🔆自分と比較しない
新人さんにとって辛いことは「比較されること」です。
全く同じ状況で指導される、または指導することなんてほぼありません。時代背景が違えばそれだけ指導方法も変わってきますし、チーム状態も全く一緒ということはないと思います。
誰かと比較することは無意味です。
その人なりの成長曲線があります。早期成熟型かもしれないし、大器晩成型かもしれない。そこは結果論ですが、最初の時点でわかるものではありません。
🔆成長しても放置しない
水をあげなければ、花は成長しません。
指導も一緒です。新人に対してある程度はお世話(アメとムチ)しないと、大きな人材にはなれません。
放置して伸びるのは雑草くらいです。
雑草魂は強いですが、その育て方は今の時代、あまり迎合されません。
種を育てるには、甘やかしすぎてもいけないですし、放置しすぎてもいけません。
逞しく育てるには、多少ハードな環境も必要なことがあります。
しかし、ハードな環境だったとしても、先輩の何気ない一言だったり、行動が新人さんの支えになります。
あと1ヶ月で新人指導の季節がやってきます。
ぜひいい人材を育てていきましょう!
今日はここまでとします。
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