もう「ダメ出し」は古い!相手を成長させる「魔法のパス」
こんばんは、だぴてぃです。
普段は民間医療機関で働きながら、副業でライティングやnote運営のノウハウを発信しています。
また管理職でもあることから、
チーム作りのノウハウについても発信しています。
今日は、僕が10年弱のリーダー業務や管理職としての勤務で培ってきた「アドバイスのコツ」について、ちょっと変わった視点からお話ししてみたいと思います。
■アドバイスは"パス"である
はい、もう変わってますよねきっと。
少なくても同じ説明をしている人を周りで見たことがないです。
「え?パス?サッカーとかのあのパス?」
って思われた方もいるかもしれませんね。
そう、それです。
実は僕、普段から
「アドバイスってパスなんだよな」
って考えながら仕事をしています。
この考え方に至ったのは、若手時代に素晴らしい上司から受けたさまざまなアドバイスがきっかけでした。
その上司はサッカーが好きだったこともあるのですが、僕の状況や理解度、そして成長段階に応じて、実に繊細にアドバイスを変化させてくれました。まるで、サッカーの試合でチームメイトの位置や状況を見ながら、最適なパスを出すように。
今考えても本当に全体が見えてきたリーダーだったなと思います。
今度お会いしたらとりあえず大好きな瓶ビールをあげたいと思います。
■パスから学ぶ、効果的なアドバイスの3つのポイント
1. 相手のポジションを見極める
サッカーでいい攻撃を組み立てるには、
まずチームメイトがどこにいるのかを把握することが大切ですよね。
チームを上から俯瞰する能力で「イーグルアイ」というものがありますが、まさにそんな感じのイメージです。
平面で見るのではなく
立体(上から)みる。
アドバイスも同じです。
相手が今どんな状況にいるのか
どんな課題を抱えているのか
どんなスキルレベルなのか
これをしっかり見極めることが、効果的なアドバイスの第一歩になります。
僕の場合、アドバイスをする前に必ず「状況確認」するようにしています。これが相手のポジション確認になり、適切なアドバイスができるようになります。
2. パスの強さを調整する
強すぎるパスは受け取りづらいですし、
弱すぎるパスは相手まで届きません。
強すぎる表現は相手を萎縮させてしまいますし、
遠回しすぎる言い方では真意が伝わりません。
先日のはなしです。
あるチームメンバーにプレゼン資料のアドバイスをする機会がありました。彼は経験が浅かったので、いきなり「ここの論理展開が弱いね」とは言わず、「このスライド、もし◯◯さんが見る人だとしたら、どんな疑問を持つと思う?」という投げかけ方をしました。
これは僕なりの"やわらかいパス"でした。強くパスするなら「これだと論理展開が弱いから変えよう」みたいなアドバイスになります。強引ですよね。でも、考える余地を残したことで結果として、自分で気づきを得てもらうことができました。
3. パスのタイミングを計る
どんなに正確なパスでも、タイミングが合わなければ効果的な攻撃にはつながりません。
アドバイスも、相手が受け入れられるタイミングを見計らうことが大切です。
たとえば締切直前の プレッシャーがかかっている状況では、細かい改善点を指摘するよりも、まず目の前のタスクを乗り切るためのアドバイスに絞る。
正しいパスが必ずしもベストとは限らないんです。
そのシーンに、シチュエーションにあったパスの種類を選択すること。
仮にすぐに結果として現れなくても
最終的にどちらが有益だったか?
というところまで考えるようにしたいところです。
■最後に:良いパスは信頼関係から生まれる
サッカーの試合でも職場でも同じですが
チームメイト同士の信頼関係があってこそ、絶妙なパスが生まれます。
職場でも同じように、日頃からのコミュニケーションや信頼関係があってこそ、効果的なアドバイスが可能になります。
僕自身、noteの活動でもそうですが、「相手に届くアドバイス」の大切さを実感しています。このパスの例えが、アドバイスの引き出しの一つになれば嬉しいです。
教育や指導ってコトバになると
急に難しく感じるものです。
本来は「人対人」のお話であって
それは小学生の頃からやっていることの
延長線上に過ぎないんですよね。
大人になったからといって
人間の本質的な部分が変わるわけじゃないんです。
いかに相手に刺さるコトバを使って
相手に動いてもらえる言い回しをして
より良い仕事をしてもらえるか。
明日からの仕事で、ぜひ意識してみてください。
きっと、今までとは違った視点でアドバイスができるようになるはずです。
より詳しい内容に入りたいんですが
ちょっと眠くなってきたので、、、
今日はここまでとしますね。
明日また、続きを更新します。