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スマートに仕事できるチームとは?

本当に「スマート」に仕事できるチームとはどんなチームか?ってことをずっと考えてきた。

リーダーになってかれこれ5年ほど。
ほぼ毎日、誇張抜きで考えてきた自負はある。

今ではずいぶんとスマートに仕事できている感じもするけど、うまく言語化できずにいた。


いろんな書籍を読んでは、この感覚を言語化してくれている「コトバ」はないかと暗中模索。でもやっと見つけた。単語ではないけど、文脈として。

それがこちら。


「明文化しているかどうか」


ルールは決定力ではなく、組み立て方

僕のチームでは、いろんなことがルール化されている。

医療職なのでルールが多いのは仕方ないが、相手が人間ってこともありグレーゾーンも多い。なんたって人間の体のことなんて、全然わかっていないのだから。

でもそんなことをやっていると、短期的には良くても、長期的には徐々にずれてくる。みんなの仕事の幅が。

こうなってくるとミスが目立ってくる。

普段ならなんてことないことでも、時間に追われたり、ストレスがかかったシーンで仕事すると、訳のわからない仕事をしてしまう。


なぜこんなことが起きるのか?
とリーダーになる前から考えてきたのだけど、そのひとつが「ルールの不備」が考えられた。


この場合のルールとは、マニュアルとはちょっと違う。

マニュアルというのは、手引書っていうくらいなので作業のステップが細かく書かれている。つまり、誰がやってもできる状態を目指したもの。


で、僕がいうルールというのは「マニュアルの使い方」である。


マニュアルっていうのは、その仕事をこなして成果を出すためにある手順書。

対してルール作りってのは、いつそのマニュアルを使うのか?マニュアルを使うべき場面なのか?そうじゃないのか?ってことを規定するチーム内の約束事みたいなもの。


サッカーでいうなら、ゴールの決め方ではなく、ゴールを決める仕事までの組み立て方。

いわゆるビルドアップってやつ。


なんとなくわかるだろうか?

マニュアルが「個人戦術」なら
ルールは「チーム戦術」となる。


長くなったが、この「ルール」をきちんとチーム内で明文化しているかどうか?ってことが大事なのだと、やっと気づいたわけである。



例えばこんな感じ。


AとBという仕事があって、どちらを優先していいかわからなくなったとする。その場合、多くのチームだと「個人で判断できるようになれ!」という根本的な解決にならない指導をすると思う。

でも僕のチームは違う。
判断に迷ったときは「上司に聞く」一択。


このようにする目的はいくつかある。


・無用な責任を部下に負わさない
・迷っている時間がもったいない
・判断を間違って生じるリスクを最小化する
・自分で判断できるラインを浸透させる
・部下の判断力の確認
・コミュニケーション増


何かの書籍で「できるリーダーは、ひとつの行動に複数の意味を持たせる」みたいな言い回しをされていた。ここまで言語化していなかったけど、僕も昔から同じことを考えていた。

(まあ、貧乏性というか、どうせやるなら一石二鳥の方が便利じゃね?的な安易な考えだったけど、現代社会は10年前から見ても明らかに仕事量が増えている)

だったらひとつの行動で、ひとつの意味しかもたらさないっていうのは、あまりに効率が悪いと感じる。

メンバーが作業1:意味1の配分で仕事ならいいけど、リーダーが作業1:意味1しかもたらせられないとなると、それはチームが成長しない。


チームが成長しないと、スマートな仕事ができない。

ルールを明文化しておくだけで、そのとっかかりには必ずなる。


今日はそんな「チームを変える一歩」となるヒントを書いてみた。

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だぴてぃ@noteプロクリエイター
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