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完璧主義思考の対策

 こんにちは。

 今日は、前回の記事に続いて完璧主義思考の対策を書いていきます。

 まず、大事なことは、自分が完璧主義思考に陥っていないかどうか気づくことです。気づきがないと対策も打てません。ほとんどの人は、知らず知らずのうちに完璧主義思考に陥っています。

 気づいたら、あとは対策して、完璧主義思考に陥らないように対策することが大事です。

 前回の記事では、ミスや失敗をしてはいけないという考えを改めること、他人と比べるのではなく過去の自分と比べることを書きました。

 この記事では、それ以外の対策方法を書いていきます。

1、セルフコンパッション

 セルフコンパッションというのは、最近よく聞く言葉ですが、完璧主義対策には1番効果があると思います。

 そもそもセルフコンパッションとは、何か?言葉で説明するのは、難しいです。いろんな面から捉えると説明が非常に長くなるので、ここでは簡潔に述べます。簡単に説明すると、ありのままの自分を受け入ることです。

 アナと雪の女王の主題歌Let It Goの中に「ありのままの 姿見せるのよ  ありのままの 自分になるの」とありますが、まさにこの歌詞の部分がセルフコンパッションを表現していると思います。

 アナと雪の女王は、触れたものを凍らせる能力を持つエルサが、氷を出す自分の能力でアナを傷つけてしまいます。アナと争いになったエルサが城中を氷漬けにして、アランデル王国を去ってしまったところから物語が始まります。そして、山の中にこもってしまったエルサをアナたちが救出して、エルサが、幼い頃のトラウマとなったことを克服し、エルサの能力を受け入れていったと思います(うる覚えなので、あらすじが間違っていたらごめんなさい)。この映画がヒットした理由は、現実でも多くの人々がエルサのように自分自身の短所や弱点、コンプレックスを受け入れることができずに苦しんでおり、エルサがそれを表現し、克服していったところではないでしょうか。

 まず、今の自分自身を優しくし受け入れること、これが改善の第一歩であり、とても重要なことだと思います。

 ただ、自分に優しくすると言っても甘やかすというのはあ意味合いが違うのでその点は勘違いしないでくださいね。セルフコンパッションでありのままの自分を自覚し、そこから改善できることは改善していくこと、改善できないところは受け入れることがとても大切です。ただ、改善するにも最初の気づきがなければ改善できせんし、そもそもどこを改善すれば良いのかわかりませんね。そのために大事なのが、ありのままの自分を受け入れることだと思います。

 セルフコンパッションについては、私自身まだまだ勉強不足のところがあるので、また別の記事で詳しく書きたいと思います。

2、過去の自分の成功体験から学ぶ

 では、セルフ今パッションで自分を受け入れ改善すると言っても何を改善すればいいのかわかりませんよね。今から3つの例を上げたいと思います。

 まず、過去の自分の成功体験を思い出し、その成功までのプロセスを振り返ることがとても大切です。

 過去の例は、なんでもいいです。告白が成功したでもいいですし、希望していた受験校に合格した、TVゲームでどうしても倒せなかったラスボスを倒したでもなんでも構いません。

 そして、それまでのプロセスを追って自分の成功への筋道を見つめ返すことが非常に重要だと思います。

 例えば、告白に成功したのを例に挙げれば、まず好みの女の子に気に入られるようになんらかのアプローチをかけますね。今のアプリで言うならば、イイねですかね。そして、お互い実際に会って話してみて気が合う異性の相手なら交際がスタートしますね。実際は、ここから関係を維持する方が遥かに難しいですが、告白に成功したという成功例を見ればこれでプロセスが辿れますね。

 このプロセスで大事なのは、気になる異性がいてもいきなり他人の関係から告白しても十中八九失敗しますね。まず、プロフィールを見て、イイねでアプローチをかけて、お互い実際に会ってみて、気が合い、お互いの合意があれば、晴れて交際スタートという一連のプロセスで自分は成功したんだなと振り返ることです。

 この振り返りによって得られることは、きっかけは些細なことで、大きな前準備をしなくても自分は成功できたことを実感できることです。

 成功体験を振り返ることによって自分自身への自信もついてきますし、完璧主義で先延ばし癖がついて、自己嫌悪に陥っている人には非常に有効な手段だと思います。

3、毎日些細なことでも改善を行う

 完璧主義思考に陥っている人は、大きな改善、成果を求め小さな改善に否定的になる傾向があります。しかし、過去の自分の成功体験を振り返ってみてもわかると思いますが、いきなり大きな変化にはならず、小さなことの積み重ねがやがて大きな成果として現れますよね。

 なので、毎日できることを1つ設定し、確実にこなすことが大切です。例えば、部屋を掃除し、不要物を1つ処理するでもいいですし、英語の表現、文法を1つ覚える、毎日2〜3行の日記を書くでもいいと思います。

 先延ばし癖のある人は、できることを1つだけ設定し、確実にこなしていくことが大事だと思います。ポイントは、1つだけでいいです。1日24時間という時間で、その中で、仕事、学校、睡眠、食事、風呂、などの時間を除くと取れる時間はそう多くないはずです。あまり多く設定しすぎると達成できなかった時に挫折してしまいます。

 毎日コツコツ積み重ねた結果が大きな結果になり、成功すると自信がついてきます。たとえ失敗したとしても、失敗を受け入れ、改善点を見つける力はついているので、成功や目標達成に近づくことができます。

4、反芻思考をやめる

 最後は、反芻思考をやめることです。完璧主義でなくても、失敗してしまったこと、仕事のミスで上司に厳しく叱責されたことを後悔したり、嫌な出来事をクヨクヨと頭の中で堂々巡りしてしまうと思います。

 私も仕事でミスを犯して叱られた時は、この反芻思考でネガティブな感情を引きずっていました。

 ただ、過去起きてしまった出来事はもう変えることはできません。

  なので、変えられないことについては、現状を受け入れる力と、この状況をリカバリーするにはどういう対策が必要か考えることがとても大切です。

 とはいえ、過去の失敗を引きずるなと言ってもなかなか難しいことですね、思考の癖を直すのはそう簡単なことではありません。なので、この反芻思考をやめるにはセルフコンパッションも大事ですが、楽しいことで気分を落ち着かせて強制的に反芻思考を遮断するのがいいと思います。

 もちろん、ずっと考えなくていいと言うわけではなく、一度リセットして考え直すことが大切と言うことです。怒りや悲しみと言った感情の時は視野が狭くなるので、一度リセットするという意味でとても大切です。なので、酒をたくさん飲んで脳を麻痺させたり、ギャンブルに手を出すのはあまり良くないです。これらの行動は、気をそらすのではなく逃避行動です。終わった後にさらに気分が落ち込みます。

 あとは、失敗は1人で引きづらないことも大切です。余程嫌われてなければ、手助けしてくれます。なので、1人で悩みが堂々巡りする時には、誰か信頼できる人に相談するうこともとても大切だと思います。誰かに助けを求めるということも完璧主義克服する上で非常に大切です。

5、まとめ

 以上、完璧主義対策の記事を書きました。4つ全て一気にやるのは難しいという人は1個でもできることから行動してみることが大切です。

 最初が何よりも大切です。最初の行動さえ起こしてしまえば、途中問題にぶち当たってもなんとか解決しようと努力するものです。

 逆に何も行動を起こさないと確かに失敗はしないかもしれませんが、成長もしません。

 麻雀で例えるなら、配牌をもらって放銃を回避するために安牌をずっと切るようなものです。確かにロンと言われる恐怖は少なくなりますが、和了して得点を増やすチャンスも減ります。しかも、こういう打ち方をしているとオーラスに近づくにつれて4位争いに巻き込まれていることが多い(上手な人同士との卓では放銃の横移動が少なく、ツモ上がりがや流局が多くなり、点棒が減っていきます)ので、終盤に無理に上がりを目指すことになることも多くなります。結果大切な所で親に満貫を放銃してさらに苦しくなるということに往々にしてなりがちです、

 人生もこれに近く、最初の方である程度リスクをとって努力しないと終盤で苦しくなることになる確率が高いです。最初の失敗は、ある程度挽回が効きますが、人生の終盤で大きな失敗をしてしまっては苦しくなりますね。

 なので、自分自身を受け入れ、今日からできることを一つずつ行動していくことが非常に大切だと思います。

 記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。


 

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