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ランバ・ラルを堪能しよう

この外出を控えなさいって状況、あんたのところはどんな感じだい?

我が家は東京都なので、ぶっちゃけ今の日本で最も危険性の高い地域の一つではあると思う。
ただ、コロナウイルスって県境を意識して伝染るんだっけ?とか考えてみると、もぉどうしたってこの感染地域の拡大ってのは止めようがないんじゃないかとかも思ってしまうよな。

とか言ってみても、なんにも前に向けて動けないから、俺たちオッサンは前を向く方法を模索していかないとならないと思うよな?

今回は俺の触れてきた作品の中のセリフを堪能してみようって回だ。

俺たちを揺り動かすセリフってやつ。ちっと振り返ってみようや。

その男の名はランバ・ラル

熱いセリフをランダムにいろんな作品で振り返ってみるのも良いんだけれど、ものすごく作品とキャラクターを絞り込んで見るのもいいと思うんだよね。

ということで、今回のターゲットはランバ・ラルおじさんだ。

機動戦士ガンダムの中でもイカスオッサンランキング1位のランバ・ラルおじさん。

でも実は見た目のオッサンレベルに比べると若い35歳なんだよね。35歳でこんだけ部下の信頼を勝ち得ているってすごくね?
ってか35歳で内縁の妻を連れて戦場を渡り歩いてるとか、懐の深さ無限じゃね?

ちゅうことで、ランバ・ラルのセリフを紐解いていってみよう。

ランバ・ラルと言えばこのセリフ

「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」
出典:機動戦士ガンダム

まあ、このセリフからだよな。ランバ・ラルって言えば。

なんつーんだ?このセリフを真面目に考えると、新しいおもちゃをもらってはしゃいでいる子供みたいなセリフなんだよな。

逆に言えば、そう言う「男の子」要素を持ち続けているオッサンってやつの魅力がこのセリフに凝縮されていると思うんだよね。

みんなが大好きなこのセリフ。
名作シミュレーションゲームのギレンの野望の中では、機動戦士ガンダムではあり得なかった歴史を堪能することが出来るんだが、そのパターンの中の一つにランバ・ラルがホワイトベースを撃破していたらってやつがある。

機動戦士ガンダムではランバ・ラルはホワイトベースとの戦いに敗れて戦死してしまうんだけれど、そこで死んでいなかったらどんな歴史が繰り広げられるのかってのを味わえるわけだ。
その中で、ランバ・ラルが生き残っていると、当然ながら新型のモビルスーツを次々に与えられるランバ・ラルおじさん。

「グフとは違うのだよ、グフとは!」
「ドムとは違うのだよ、ドムとは!」

新しいおもちゃをあてがわれるたびに喜びを隠そうともしないランバ・ラルおじさん。

まじで愛されキャラだよなぁ。

アムロを戦いに縛り付けたセリフ

「見事だな!しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ!そのモビルスーツの性能のおかげだということを忘れるな!」
出典:機動戦士ガンダム

このセリフも、おもちゃの優劣で負けた的なお子様要素があふれるセリフなんだけれど、言うヒトがランバ・ラルだってのがポイントだ。

このセリフに至る前までに、アムロはランバ・ラルという人物の懐の深さを肌で感じているんだよね。

部下をまとめる様子だったり、自分を銃で撃とうとしていた子供をそのまま開放したり、物語の中でアムロが出会った数少ない本当の大人だったと思うんだ。

実際、連邦の上層部との接触はブライトがやっていたし、身の回りにいる人々は全員子供だし。ってかブライト19歳だし。

その数少ない大人からこう言われちゃったら、アムロは戦場という部隊から逃げることができなくなっちゃう。
このセリフ以降のアムロは、戦場から逃げるのではなくて、戦場に立ち向かわざるを得なくなっているんだと思うんだ。

そう考えると、ランバ・ラルが居なかったら、ニュータイプとしてのアムロは成立していなかったかもしれないって思える。

ちょっと、物語の分岐点になっているセリフだと思うわけだ。

さて、あんたはどう思う?

ランバ・ラルのセリフから俺たちが学べることってまだまだある気がしないか?

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