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友人のための日程調整
楽しいことは気に留めなくてもどんどん前に進み、嫌なことは事あるごとに気にかけ、手を加えないとなかなか前に進まない。
これは世の常だ。
時間は楽しいときだって、苦しいときだって、機嫌がよいときだって、滅入っているときだって、関係なく常に進み続け、僕たちが過去を振り返ったとき、必ずあっという間に過ぎ去ってしまったと感じさせる不思議なものだ。
時間をものと呼ぶには語弊があるかもしれない。
そもそも時間という概念は、人間が作り出した社会という仕組みを円滑に運営していくための擬似的なもので、時間という概念を取り除いて生活すれば、一日は太陽が昇っている明るいときと太陽が沈んだ後の暗いときに二分化されるだけかもしれない。
いや時間という概念を取り除けば、一日という概念も存在しないはずだから、ただ明るいときと暗いときが交互にやってきているという漠然とした感覚だけで生きることになるのかもしれない。
今日はこんな話を書こうと思ったわけではないので、本線に話を戻そう。
滅入ってしまったときや塞ぎ込んでしまったとき、あなたはどうやって気分転換したり、気分を向上させていますか?
僕は親しい友人を誘って、おいしいものを食べたり、お酒を飲んだりするのが、気分を上向かせる効果的な手段の一つだと思っています。
昨日の朝、突然ある友人からLINEで『数日飲みに出ていないので、お酒の味を忘れてしまいそうです。今夜か明日の夜のご都合いかが?』とメッセージが届きました。
彼の人柄がにじみ出ていて、思わず吹き出しました。
彼は自分の親が経営する会社で平日、休日問わず忙しく働いていて、自分から飲みに誘ってくることはほとんどありません。
誘って断られると凹む彼の性格上、それを避けるため誘わないようにしているという部分も大いにあると思いますが。
彼は普段からおちゃらけていて、冗談ばかり口にするタイプですけれど、たまに元気がなかったり、気分が沈んだりすると飲みに誘ってくる、そんな分かりやすい面を持ち合わせています。
彼の微笑ましく、他人からかわいがられるところです。
実は彼から誘われた2日とも僕には先約があり、1軒目から付き合うことはできない状況でしたが、彼から声をかけてきたということは何かに落ち込んでいるんだろうから、どうにか予定を調整して、短い時間でも付き合ってあげたいと思いました。
昨夜、先に入っていた予定を済ませた後、彼といつものお店で待ち合わせて、合流しました。
案の定、彼がもう何でもかんでも自分でやらなきゃならなくて限界だと仕事面での弱音を口にしていました。
彼の内に溜まった鬱憤を少しでも解消させることができたなら、僕が予定を調整して、会った甲斐があるというものです。