知られざるパームジュメイラの秘密5選
今回は、ドバイの象徴とも言える人工島「パーム ジュメイラ」について解説します。
現在のパームジュメイラは、豪華なホテルや住宅、レジャー施設が建設され、建設可能な土地がほとんどない状態まで発展しました。世界中の富裕層が住むこの人工島はどのように作られ、どのような計画だったのでしょうか?
この記事は、こんな人に向いています。
✅ パームジュメイラに行きたい、行く予定がある
✅ 人工島、建築物に興味がある
✅ ドバイに詳しくなりたい
パームジュメイラの開発開始
パームジュメイラは、ドバイ政府主導のもと、2001年にNAKHEELがマスターデベロッパーとして開発がスタートしました。NAKHEELは、Dubai Holdingsと言うドバイ政府(王様)の持株会社にぶら下がる企業なので、つまりは政府は保有するデベロッパーの一つです。
①基礎は「岩石と砂」
パームの基礎は、コンクリートの代わりに、近くのハジャル山脈から爆破された 700万トンの岩石から作られています。どのくらいの量かと言うと、同量の岩石と砂で、幅2mの壁を作ると、地球を3周できるそうです。
このように、山から持ってきた石と砂をひたすら海に放出し、島の形を作っていきました。
②外周は防波堤になっている
パームジュメイラの外側の円形部分が最初に建設され、防波堤の役目を果たしているそうです。アラビア湾に流れる海流や向こう岸のイランから吹き込む風から内島を守っています。砂の流出を防ぐため、 1 トンの岩の層があり、さらに 2層の岩の層が作られています。
よく見ると、防波堤となる外側の円形は途中で途切れています。この途中の切れ目は、100mの開口部で、内側で水が停滞するのを防ぐために作られています。道路と遊歩道は繋がっており、外周を散歩することができます。
③GPSを使って形を作った
外周を建設した後、いよいよ特徴的な葉の模様を作ります。この綺麗な左右非対称の模様は、GPSを使って適切な位置に船を動かし、24時間体制で砂を噴射して行きました。こうして、緻密に計算された幹から16本の島ができました。パームの面積はサッカーコート600面分と同じ広さ。どれほど大量の砂や岩を圧縮させて埋立地を建設したのか、想像もつきません。
④完成まで6年
2001年にプロジェクトが開始してから、初めて島に人が住み始めたのは6年後でした。葉っぱの部分には1500戸のヴィラがあり、幹の部分には6000戸のアパートメントがあると言われています。2023年現在でも、1700戸ほどは建設中であり、推定人口は24,000人というデータがあります。
⑤トランプタワー建設計画があった
実は、不動産王 / 元アメリカ大統領のドナルド・トランプ氏も、パームジュメイラに60階建のトランプタワーを建てようとしていました。しかし、2008年の世界金融危機の後に、この計画は白紙になってしまったようです。
建設予定地だった場所は、2012年にNAKHEELがAl Ittihad Parkと言う公園を建設し、現在に至ります。もし、トランプタワーが建っていたら、今とは違ったパームジュメイラの街並みになっていたでしょう。
まとめ
パームジュメイラは、ドバイには欠かせない存在となっています。パーティー、展示会、イベント、レジャー、ナイトクラブなどドバイを楽しめる場所であり、不動産としても価値が上がっているエリアです。
パームジュメイラの秘密について、他にも知っている方がいたら、コメントで教えてください!
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※ この記事は、参考記事とWikipediaを元に作成しております。事実とは異なる場合もございます。
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