見出し画像

AFC CHAMPIONS LEAGUE TWO ROUND OF 16 広島×ナムディンFC(2025.2.19)-広島 準々決勝進出-観戦レポ

 雪❄舞う広島空港は1℃でした。
 
 南国ベトナム ナムディンFCの選手たちはここ数日の列島寒波は日常体感しない気温。
 コンディションは上がるでしょうか。

 ナムディン選手、半袖出場!!
 やはり外国人の体感気温はやや高めなんでしょうか?

 J1 2025開幕戦アウェイ町田での逆転勝利から3日後のACL2ラウンド16の2nd Legはホーム エディオンピースウィング広島にて開催。

 前節1st Legは敵地ベトナムで戦い、3−0で勝利。

 富士フイルムスーパーカップから4日後の試合にターンオーバーなしのガチメンバーで臨んだ広島。
 相手はブラジル人が7人もいるチームであり、そのためにターンオーバーせずの判断だったと思いますが、敵地でしっかり勝てたことで2nd Legの選手起用に余裕ができる結果となりました。

 また、初代ACL2優勝への本気度が伺えます。

 明大卒ルーキー中村選手によるプロ公式戦初得点が生まれ、新加入 田中選手による執拗な相手ボールの刈り取りと自身広島での初ゴールなどで快勝。

 そしてJ1開幕戦はACL2 1st Legをこなして4日後のアウェイ町田戦の快勝でノッているサンフレ。

 シーズンスタート早々過密日程をこなし公式戦3連勝中。
 
 この試合は東京から午後広島へ飛び、ナイトゲーム観戦に直接スタジアム入りし、地元サンフレサポと応援。

 さて、ACL2準々決勝進出に向けどんな試合をしてくれるのか。

スタジアムには1820着
西日本は日没が遅め
審判団は韓国審判中心の構成
国際試合 ACL2
広島サッカースタジアムとして開催
今節はAFC主管試合
選手入場
ナムディンFCには半袖の選手も
ナムディンFC
ベトナム人選手は少ない
流石に今節は選手を少し入れ替えて試合に臨むサンフレッチェ

●ウィンターシーズンにおけるサッカー観戦での防寒対策

 今年も確保しているシーズンシートはリーグ戦観戦はOKですが、ACL2やカップ戦観戦はチケット購入が必要。

 いろいろな場所から観戦すると見え方が違い、試合の気づきも変わってくるので、機会があればさまざまな位置から観戦しようと思っています。

 この試合はメインど真ん中のチケットを確保し観戦。

 2月半ばのナイトゲームは公式戦ではACLやACL2での開催がほとんど。
 この日はかなりの防寒対策をして観戦に臨みました。

 試合開始前から底冷えするなかなか厳しい環境での観戦となりました。

 今回2〜3℃という凍てつくナイトゲーム観戦から私なりの防寒対策が決まりました。
◇ヒートテック:上下着用
◇ダウンジャケット:必須
◇ブランケット:膝付近から冷え込むのを防止
◇カイロ:体用4つ 靴底用1セット
◇パーカー:耳冷え防止
◇マスク:口元が意外と冷えるので必要
◇手袋
◇座席用マット:座席の冷え込みが凄すぎるので必要

試合前のウォーミングアップ
選手も寒そうだ

●試合は広島が圧倒4-0で快勝、ACL2 準々決勝進出

<前半>

 試合開始早々に広島はピンチを迎える。

 前半4分にナムディン選手に右サイドを突破され、さらにゴール前までボールを運ばれシュートを打たれる。
 しかし、サイドに外れ得点ならず。

 前半10分、広島 新井選手によるコーナーキックにうまく反応した佐々木選手が豪快なダイレクトボレーで先制点!

 その後は広島優勢でゲームが進み、ゴールチャンスを何度か得るもののネットを揺らせない状態で前半終了。

広島 佐々木選手 コーナーキックから右足で先制ゴール!
佐々木選手

<後半>

 後半も優位に試合を展開させている広島は後半4分、新井選手から長いパスを受けた加藤選手がシュートを放つもゴールならず。

 後半10分、ペナルティエリア手前で川辺選手から送られたパスを受けた中村選手が冷静に流し込み追加点!
 ルーキー中村選手はこれで公式戦3戦連続ゴールとなりました。

広島 中村選手 公式戦3戦連発ゴール!
今節2得点

 後半21分、新井選手が蹴りだしたコーナーキックにうまく飛び込んできた中野選手がヘディングシュートを決め、リードを3点に広げる。

広島 中野選手のヘッドが決まり3-0に

 ほぼ勝利を手にした広島は、その後交代選手をピッチに送り出していく。

 後半アディショナルタイムには、中村選手がこの日自身2点目となるゴールを決め、4-0にて試合終了。

 2戦合計7-0となり準々決勝(ベスト8)進出が決まった。

4-0で広島快勝
ACL2準々決勝進出

●試合所感

 対戦相手のナムディンFCは身体が大きい選手が多く、ダイナミックな走りや寄せなど、小柄な選手が多い広島選手との差も。

 しかし、広島はそれを上回る好機での適切な攻撃と危機を招かない守備で応戦し、快勝したゲームとなりました。

 ナムディンの出場選手はベトナム人選手は少数で、大半がブラジル人選手。
 ベトナムのチームという印象は持ちづらいのですが、ビジターゴール裏のナムディンサポーターは後半にエリアの約8割を埋めるほどとなり、熱狂的な応援が印象的でした。

 流石に3-0となってからは静かな応援になった感がありましたが…

ナムディンサポへナムディン選手試合後挨拶

 広島は、トルガイ先生と塩谷選手の温存は大きく、次戦J1リーグ ホーム開幕戦にはフレッシュな状態で臨んでくれると期待。

 ダブルボランチの一角として出場した田中選手はこの試合でも熱いプレーを展開。
 前半、競り合いのなかでスパイクが脱げるハプニング。
 しかし、気にすることなくプレーを続け、ボールを譲らなかったシーンを目の前で見ましたがボール奪取への気迫を見せてくれました。

田中選手
靴が脱げたままライン際でプレー

 中村選手はやはり非凡な得点嗅覚を持つ選手だとあらためて実感。
 先発フル出場、2ゴールは本当にお見事。

 次戦J1横浜FM戦での活躍も期待。

中村草太選手は今節の主役となった

 先シーズン活躍した新井選手はこの試合に登場し、2アシストを決め、状態が上がってきていてこれからの活躍が楽しみです。

コーナーキックからの2アシスト
新井選手復活へ
井上選手が田中選手と交代
公式戦初出場
ゴール裏へ! サンフレ選手挨拶
ゴール裏で勝利の記念撮影
サンフレ選手 メインにも挨拶

 ACL2 次戦はライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)との準々決勝が決まりました。
 3月5日と12日、ホーム&アウェイのノックアウト方式で戦いが進んでいきます。

入場者数は9471人
試合終了後、横川での祝勝会へ
川沿いを歩いて向かいました