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スキルコラム「ロジカルシンキングの確かめ算」

キシです。スキルについてのコラムも少し書きたいなと思います。

以下の記事でも書いたんですが、ロジカルシンキングって「できてる気になっちゃう系」のスキルなんですよね。

自分も、論理建てて説明してるはずが、話してるうちにズレちゃったりとか…。

それで、周りから意見をもらって気付かされたり…。


昔、ロジカルの申し子みたいな人が職場にいて、Mr.ロジカルと呼ばれていましたが、なかなかそうはなれません。


そんな時に、ぜひ知っておいて欲しいのはロジカルには「確かめ算」があるということです。


ロジカルは「根拠」と「結論」の繰り返し

確かめ算の前に、ロジカルシンキングの仕組みをおさらいしましょう。

「こう」だから、「そう」である
「そう」だから、「ああ」である
「ああ」だから、「どう」である

これらは「根拠」→「結論」の関係になっていて、それが連なり、最終的な結論に導かれるようになっています。

では、以前紹介した例で話します。

「最近、隣の店が人気」なのは
「新発売のコーヒーが売れてる」からで
「ユーザはコーヒーを求めている」からだ
だから、「うちもコーヒーを売ろう」


確かめ算 「結論」から「根拠」を見る

確かめ算の方法は以下のように逆から見ます。

「コーヒーを売った」らどうなるか?
「コーヒーを求めてるユーザーが来る」はずだ
「ユーザはコーヒーを買ってくれる」はずだ
「うちの店も人気が出る」はずだ

これの筋が通っていると論理が通っていると考えられます。

鉛筆でデッサンをしたときに、紙を裏返して光に透かして見るとデッサンの崩れがわかると言います。

ロジカルも同じように逆から遡ると論理の破綻が検証できます。

これがso what/whay soの考え方です。


論理学的な”逆”には要注意

ただ、注意が必要なのは論理学においての”逆”は必ずしも”真”になりません。

「プードル」は「犬」である の”逆”
「犬」は「プードル」である

これは成立しません。

すべての犬がプードルではないですよね。

「プードル」は「犬」である の“対偶”の
「犬ではない」なら「プードルではない」

は成り立ちます。

このあたりはもっともらしく騙る似非科学でも使われるのでご注意を。

話は逸れましたが、ロジカルシンキングは、あくまで「納得の行く結論」を導き出すための手法であり、論理学的に正しいかどうかということでありません。

ビジネスに揚げ足取りのような議論は不要です。


課題解決検討のときにめちゃくちゃ使える

so what/why soがめちゃくちゃ使えるのは、課題解決のときです。

職場には色々な問題があり、それの対策を検討する時に、問題(課題)と対策を紐付けると思います。

逆に「その対策で問題は解決するのか?」と確かめ算をすることが重要になるのです。

このあたりは「カイゼン」についてお話するときに詳細を説明する予定です。


ロジカルシンキングのスキルについて以下で説明していますので、よかったら読んでみてください。


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