糖化が老化の原因だ！！

糖化と皮膚老化の関係についての最新研究

近年、美容界隈でも「糖化（とうか）」という言葉をよく耳にするようになりました。糖化は製薬会社や化粧品メーカーでも非常によく研究されており、長年注目を集めている現象です。

そして皮膚の糖化は、シワやたるみといった老化現象を引き起こす最も大きな要因と言っても過言ではなく、糖化を抑えることはアンチエイジングにおいて極めて重要であることが知られています。

そこで今回は近年注目を集める皮膚の糖化について、専門医の視点から最新の予防や改善方法も含めて研究者の視点から解説したいと思います。

糖化とはどのような現象か？

糖化とは、糖分がタンパク質や脂質と非酵素的に結合する反応のことを指します。
糖化の概要をつかむ上で、「タンパク質と糖が結合する反応」というイメージが重要です。

体内に存在する余分な糖分とタンパク質が結合すると、これらの構造が変化し、臓器や組織はやがて本来の機能を失うことになります。
こうした変化が老化症状や様々な疾患に繋がるのです。皮膚に関して言えば、皮膚組織の糖化レベルが高いほどシワやたるみなどの老化症状が顕著になることが多くの研究で確認されています。

正しい糖化の理解