ありがとう、1万人。
いつもご覧いただいているみなさんのおかげで、
フォロワーさんが1万人を超えました。
ここでちょっとだけ、これまでの軌跡と、投稿する上でのポリシー・大切にしていることを書き残しておきたいと思います。
すべての、はじまり。
自分だけが入っているグループLINEを作り、
メモがわりに使っています。
インスタを始める前の、2021年の初めに、
わたしは、こんなことを残していました。
この頃、わたしは長年の(というか、物心ついた頃からの)生きづらさに始めて真っ正面から向き合い、
少しずつ、新たな視点を取り入れ始めていました。
嫌悪していた部分も含めた「あらゆる自分」を明らかにし、
自分の中を満たしている "いのち"に降参し、自分という存在を丸ごと受け容れることを、練習していた時期です。
わたしはおそらく、認知特性が視覚優位で、
アタマの中にある点々とした情報や気づきを、絵や文字にして始めて、
「すっきり理解できた」という感覚を得られます。
「自分を受け容れる」という、生まれて初めての試みの中で、
毎日、山のように新たな発見や、激しい感情の揺れ動きがあり、それらをせっせと絵にして保存していました。
『絵にすると、分かりやすいし、忘れにくい。
忘れたとしても、描いた絵を見返せばその時にどういう感情だったかや、
どんな気持ちの質感だったか、思い出しやすいなあ。便利だなあ』
そのことに気づいたわたしは、他の誰かにも自分のイラストと文章を見てもらいたくなりました。冒頭のLINEにメモしたちょっとしたひらめきを実行に移し、Instagramに投稿し始めます。
そうは言っても、長い間、フォロワーさんが0人、もしくは数人の時期が続いていました。
「まあ、自分の記録用でもあるしね」と開き直り、
ちょっぴり物足りなさを感じながらも、思いついたときに、好きなように、好きなものを、投稿していました。
みんな、辛いんだ。
試行錯誤しながら続けているうちに、
少しずつ、ほんの少しずつ見てくれる人が増えていきます。
わたしの投稿を面白いと思ってくれた影響力のある方々が、ストーリーズでシェアをしてくれるようになると、なんだかんだで、数ヶ月で数百人くらいまでフォロワーさんが増えたと記憶しています。
びっくりしたのは、「めちゃめちゃ分かります」「共感しました」「泣きました」というコメントやDMが後を絶たなかったことです。
わたしのアカウントでは、自分が感じている生きづらさがメインテーマの一つですが、
正直なところ、 「こんなにもこじらせ、必要以上に苦しんでいるのはわたしくらいだろう」という気持ちでいたのです。
それが、多くの人の共感を得ているとわかり、なんだかホッとしました。
同時に、「こんなにもたくさんの人が、生きづらいと感じているんだ。しかも、生きづらいと感じる自分自身を、責めているんだ」と、悲しく、やるせない気持ちになったのも、事実です。
そう気づいてからは、「ギョッとする絵でホッとする」という主旨は変わらずとも、
描くときの「意識」や「心づもり」が変化していきます。
「私の苦しみは、私だけのものじゃない。これは個人の話ではなく、社会の話でもあるんだ。こんな社会は好きじゃない。でも私は政治家やアクティビストにはなれないし、向いていない。私はここで、このアカウントで、読む人が、強烈なカタルシスを感じられるような投稿を作っていこう」
そして投稿を続け、たくさんの方のご支援もあり、
現在、フォロワーさんが1万人を超えています。(現時点で、約1万2000人)
たくさんの人から、まなざしを向けてもらえること。
いいねや "保存" やコメントやDMで、フィードバックをもらえること。
誰かの今日を、ほんの少しだけでも、あたためられたこと。
そのすべてが夢のようで、皆さんと、インスタを始め、継続してくれた過去の自分自身への、感謝の気持ちであふれています。
そして、ここでひとつの節目として、
わたしがインスタの投稿をする際に気を付けていることを、
書き記しておこうと思います。
投稿するときに、大切にしていること
矢印が、わたしやメソッドではなく、その人自身に向かえば大成功。
わたしのイラストを見ていただいたあと、左のイラストのように、作者である「わたし」に興味を持ってくれるのもとても嬉しいし、
読後に高揚した気分になり、より具体的なステップに進むために、ネット上でワークやメソッドなどを探し始めるのも、素敵なことだと思います。矢印が、外側に向かうことですね。
ですが、わたしにとっての「大成功」は、右のイラストのように、
矢印が読者の方、ご自身に向かうことです。思わずインスタを閉じて、スマホを置いて、これまでの人生を振り返り、愛さずにはいられないような、そんな状態になっていただけるのが、最高だと思っています。
「幸せになろうぜ!」というよりも…
描きたいのは、「願望実現」や「幸せになる方法」じゃありません。
もっとずっと根っこの部分にある、トラウマティックな痛みや思い込みに、やさしくアプローチしたいと思っています。
例えば、「幸せになろ♪願望実現しよ☆」というテンションだと、
ちょっと質感が違います。
「ああ、ずっと平気なふりをしてきたけど、わたし、今、つらいんだなあ」
「わたし、幸せになりたいと思ってもいいんだ」
「願いを持って、それを叶えたいと思っても、いいんだ」
そんなふうに、自分が持つ "いのちの願い"を思い出すことのできるコンテンツづくりを目指しています。
誰かを癒そうとしない。直そうとしない。変容させようとしない。
わたしがつくるコンテンツは、一歩間違えると、
「生きづらさを抱えた可哀想な人たち」に向けた、上から目線の内容に転じてしまいます。
もしそういう気持ちで書いたなら、読者の方の「今、この瞬間のあり方」をジャッジし、否定することになってしまいます。
「今のあなたは△だけど、わたしの投稿を読めば○になれますよ」というメッセージとして伝わってしまうかもしれません。
そして、それこそがまさに生きづらさを生んでいるものです。
だから、わたしはフォロワーさんを癒そうとか、直そうとか、考え方を矯正して変容させてあげようとか、そういう視点での投稿はつくらないように努めています。
ほんとうは、誰も、自分という存在を、他者の手によって、変えられたくなんかないんじゃないでしょうか。
言語は二元的なものなので、この部分が伝わりづらくなってしまった投稿も中にはあると思いますが、自分の心の中では、いつも忘れないようにしています。
感想が、励みになります
これまでいただいたご感想の一部をご紹介します。
(その時のキャパシティによってはお返事が書けないこともあり、心苦しいのですが、すべて拝見しています!)
まだ見ぬ誰かが、わたしの絵を見てこんなふうに感じてくれて、それだけじゃなくて時間をとってわたしに伝えてくれるというその行為に、胸がいっぱいになります。本当に、ありがとうございます。
わたしは何も「教えて」いません
もし、わたしの絵や文章を見て、心の琴線に触れ、ホッとしたり、涙が出たりしたとしても、
その内容は、わたしがあなたに「教えた」ことではありません。
あなたが元々、知っていたこと。
すでに、あなたの中にあったもの。
わたしの投稿は、それを思い出すための、小さなキッカケにすぎません。
そして、そのキッカケになれていることを、とても嬉しく思っています。
わたしが「自分のいのちを全うする」としたら、このやり方なんだろうな、これを続けていけばいいんだろうな、と思いながら、毎日を過ごしています。
最後に
昔から応援してくださっている方も、
最近知ってくださった方も、
わたしを見つけてくれて、本当に、ありがとうございます。
「こういうことやってみたら?」「こういうコトを書いて!」というご要望やリクエスト、ご提案がありましたら、お気軽にDMやメールで教えてください。
また、 "生きづらさ"や、 "スピリチュアルとの向き合い方" 等に関するコラムや記事の執筆のご依頼を承っています。こちらに関しても、DMまたはメールにて、お気軽にお問い合わせください。
メール
info★drizella-jp.com
※★を@に変えてお送りください。(迷惑メール防止のため書き換えています)」
※いただいたメールには基本的にすべてお返事を差し上げています。1週間以内にわたしからの返信がない場合、正常に受信できていない可能性がございますので、インスタのDMから改めてご連絡いただければ幸いです。
ほんとに、ほんとに、ほんとにほんとに、ありがとう。
これからも、どうぞよろしくお願いします!
ドリゼラ
Instagram @drizella_jpn