「誰もいない」んじゃない たくさんの人や社会通念がわたしの中に蔓延る中で そこにはわたしだけがいなかった #今日のらくがき
過去のことでうじうじするな、前を見ろ、と説く自己啓発が多いけれど、わたしは自分の過去の痛みや傷を嘆き、悼み、弔うことで居場所を見つけた。自分のために泣いてくれる「私」(というパーツ)が自分の中にいると知り、この子は、この人は、永遠に自分の味方なのだと気づけたから。
私の中のあらゆる感情は、私に「恋」をしていて、見てほしい、聞いてほしい、触れてほしいと願っているのだと思う。悲しみや怒りと名付けられた、いわゆる「ネガティブ」な感情や感覚さえ、一途に私を求める無垢な幼子のような存在で、ただ私のまなざしを切望している。そんなふうに思う、12月。