理想の秋冬ウールT ”Merino Kangaroo Crew" の2023年ver.のハナシ
日常的に使えて、ハイキングや外遊びにも着て出かけられる。
「山だって行けるし」な秋冬時期に着たかったドリフオリジナルのウールTシャツの2年目です。
◾️コンセプト
メリノウール100%の中厚手の「カンガルーポケット」ロングスリーブシャツ。「ラグランスリーブ」で、ゆったりシルエット。袖口と裾はリブ仕様の「クルーネックスウェット」スタイルを採用。
通常アウトドアブランドの秋冬向けロンTで展開される生地(180-200g/m)よりも少し厚手(230g/m)。太番手ウールをミルド仕上げした生地は適度な肉感とハリがあり、素肌に直接着ても気持ちいい。ストレスなくフワッと保温力高めな感じ。
あらゆる旅にウールプロダクト着用の私達が秋冬から春先まで着たいウールロンTはこんな形になりました。
旅のインナー兼、秋冬から春先の低山ハイキングやチャリ旅の行動着として、スポーティさの少ないデザインで、ゆったりしたシルエットのウールカットソーが欲しかったのです。日常的にクルーネックセーターみたいに着られちゃう。
同時に、発汗量の少ない秋冬のアフターランに、薄手のTシャツの上から一枚羽織れる長袖のウールが欲しかったんです。10L前後のバックパックにインサレーションと共に無理なく収められる程度のコンパクトが理想。そして肌寒いので「カンガルーポケット」に手を突っ込みたいのです。寒いだけじゃなく、手持ち無沙汰の時にもついつい手を入れていると思います。なお、インナーにTシャツを合わせた際も気にならないように首元はしっかり詰まったデザインです。裾リブが効いてるので着丈が気になる場合は腰で止められるしね。
あ、愛用する「一二」の”モンペズボン”に合わせることが大前提です。
◾️2023年ver.について
素材スペックも形も全く不満がないので変更の必要はありません。
選んだのは色です。3色の選定背景について記載します。
① drifter's blue 2023(淡い水色)
今期のフラッグシップカラーです。
「淡く明るい色」のアウトドアスペックのウールロンTが着たかった。
だけどリリースされている限りではあまり記憶がありません。
実は当初は白(生成り)を作ろうとしていました。だけどサンプル生地を確認するとまあまあ気になる感じに透けるんですよね。ちょっと次年度に向けて提案方法含めて練る必要がありました。
なので同時リリースを検討していた「ドリフの看板の色」を2023年のフラッグシップとして採用しました。
② sunrise(オレンジ)
ドリフらしい鮮やか(派手)な差し色になるようなカラーとしてセレクト。
ドリフ営業中に色見本見ながらアレコレお客さんと話していた時に、「冬場にシェルのインナーの差し色として良いよね」ってオシャレなイケメン🍆が言ったので決めました。実はドリフの2人も候補に挙げてた色だったので即決。
③ cro-moly (濃灰)
これに関してはその逆ですね。
「一二」のモンペズボンのSourなど、ドリフでは意図的に鮮やかな色味のプロダクトを展開しています。それに合わせる落ち着いた色としてグレーは自分が着たかった。でも杢グレー的なトーンは既に持ってる人たちも多いですよね。
なので、あえてノペっとした濃灰をセレクト。でも表面がミルド加工されたほんのり毛羽を残すような生地なので光の当たり具合によって明るく見えたりするんですよね。肉厚だからできること。
◾️使用シーン
秋冬の万能ってくらい使用シーンが広いアイテムです。
①HIKING/BIKE PACKING(行動着)
FINETRACKなどのドライレイヤーの上に着用して。
②AFTER RUN/HIKE(着替え)& ALL TRIP(旅着)
肌触りの良い下着として素肌に直接着て気持ちいい。
キロ6.5分でジョグする僕らはこれを素肌に来て走って飲みに行ってそのまま帰ってきます。
③オフィスカジュアル
シャツの上に、ジャケットの下に。
発色の良いカラーをセレクトする人たちが増えています。
◾️素材とケア方法
メリノウール100%。
230g/mの太番手ウールをミルド仕上げした生地を使用。
柔らかいのにハリがあって、ワンウォッシュなので、縮みは無いと思っていいです。私達もネットにも入れずに洗濯機でそのまま普通洗剤のみで洗ってます。変わらぬサイズ感と風合いです。
※唯一、カンガルーポケットの口部分のみ洗濯後にシワが寄ります。そこは洗濯後に手で伸ばしたり低温アイロンで軽くプレスして貰えば問題ありません。少なくとも私達はそのまま来ています。ガシガシ使う道具ですから。
◾️価格・販売方法など
そしてこのスペックで14,900円というのは、とてもリーズナブルだと思います。メゾンやセレクトショップなら優に2万円は超えてるスペックのプロダクトだと思います。
尚、店頭限定価格は13,900円。
店という場所で、リアルのでコミュニティ形成に力を入れる僕たちは、店に来て会話して買って欲しいし、来てくれた人たちが実店舗で買ってよかったという気持ちを大事にしたい。
尚、web販売はフラッグシップカラーの ”drifter's blue" を少量展開予定。
きっと来年はこの価格では販売できないと思います。
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