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風邪の予防の食養生

風邪やインフルエンザが流行していても、
かかる人、かからない人がいます。

風邪から身を守るには、
1、正気を充満させる
(正気は人体の病気に打ち勝つ抵抗力のこと)
2、邪気を身体に侵入させない

衛気(えき)といって、脈外を流れる気で、
最も激しく、速く流れている気があります。
肌表を防衛し、外邪の侵入を防ぎ、
臓腑、筋肉、肌表を温め、
腠理(毛穴)の開閉や汗の排出を調節し、
体温を一定に保つよう、働きます。
衛気は水穀の精微
(飲食物を消化吸収することで
生じる精気物質)から作られます。

衛気は脾が作り、肺が巡らせます。

風邪をひきやすい、
暑くないのに汗がだらだら出る、
疲れやすく息切れしやすい、
冷たい風にあたると体調を崩すなどが
あれば、衛気不足かもしれません。
もしそうなら、
日頃から、脾と肺をいたわるとよいでしょう。

脾を健やかにするには、
うるち米、玄米、もち米など米、
さつまいも、里芋、じゃがいも、山芋、
黒豆、大豆、豆乳、納豆、
かぼちゃ、人参、干し柿、りんごなど、

肺を潤す、肺を養う、肺を補うには、
山芋、かぼちゃ、きくらげ、白きくらげ、
百合根、れんこん、みかん、りんご、
アーモンド、ぎんなん、甜杏仁、松の実、落花生、
牛乳、チーズ、
氷砂糖、蜂蜜、メープルシロップ、羅漢果など
を取り入れるといいでしょう。

山芋は脾を健やかにする、
肺を養う、
腎を補う、
精を益す、
気を補う働きがあります。
七並べのジョーカーのように、
薬膳の食材として、
どこにでもあてはめられます。

山芋と枸杞の実、松の実の和え物

外邪の侵襲だけでなく、
生活習慣の乱れ、
寒温調節の不適、
過度な疲労などが原因となり、
風邪をひくことがあります。

風邪の予防の習慣は、
手洗い、うがい、マスクの使用、
室内を換気する、
睡眠と食事をしっかりとり、
疲れをためないことです。

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