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うまそな、ちぢみほうれんそう
「うまそな」、「うまそい」は、
旨そうなではなくて、
立派なという意の北陸辺りの方言です。
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自分たちの周りでは
あまり使わない言葉でしたが、
意味は解っていて、
十数年も会っていなかった
石川県の親戚のおばさまから、
皮肉たっぷりに、
「あんた、うまそなったね~。」と、
言われたこともあります。
それとこれとは別として、
JAの産直所で、購入した
うまそな、ちぢみほうれんそう。
気温は氷点下、
野菜は浄水器の水で洗えと言う
家族が起きてこない早朝、
温水で洗ったちぢみほうれんそう。
さっと湯がいて、水気をしぼって、
ぽん酢とマヨネーズ、
練り胡麻のゴールド絹胡麻で和えました。
ちぢみほうれんそうは
露地で冬の寒さに当てて栽培することで、
甘さを凝縮させたほうれんそう。
「寒締めほうれんそう」とも呼ばれます。
葉肉が厚く、凹凸があり、食べ応えがあります。
薬膳でいうと、
ほうれんそう(食味食性/甘涼、帰経/肝大小腸胃)には、
臓腑組織を栄養し、精神活動を支える血を養い、
春の陽気と共に上昇する肝の気を鎮めるなどの
働きがあります。
肝気が乱れると、めまいやいらいらなどの
症状が現れます。
根に、身体を潤す食能があるので、
よく洗って、根までいただきましょう。
緑黄色野菜のなかでも非常に栄養価が高く、
豊富なβカロチンのほか、ビタミンC、E、
カリウム、鉄などを含有しています。
(参考:薬膳食典 食物性味表)
この地の雪の下で育ったほうれんそうの
美味しさも恋しいです。
今、うっすら降り積もった雪の下は
凍結した道路か、
かちかちになった前からの積雪。
ありがたいことに、
除雪するほどではありませんが、
車での出勤が、
登校時間と重ならないように、
早出を続けています。
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ありがとうございます。
メンマとコーンが入っていて、
何かしらに使えると思って買っておいた
豚バラ肉、もやしとしいたけを炒めてのせました。
ごちそうさまでした。
三連休にも、寒波襲来って、
もう嫌だ〜〜〜!