未来から逆算した課題解決のヒント
株式会社田中務補(カネスケ)商店のたなかななです。
われわれは兵庫県神戸市で1964年に創業した企業で、シャンクと呼ばれる靴の部品製造をメインとした会社です。
他にも『ドリームキャンドル』というオリジナルのパーティーグッズを18年くらい販売していますが、あくまでメインの事業は神戸市の地場産業でもある靴に関わる部品製造なのです。
シャンクという部品は、実は靴の製造にはなくてはならない部品で、
何を隠そうわれわれは日本で唯一残されたスチールシャンクが作れる会社です。
ところで、日本で消費される靴のうち
国産靴はどれくらいの割合を占めているかご存知ですか?
「たった5%」
それが答えです。
そしてその数字も年々減少傾向なのです。
原因も多々あり、
未来への課題感をずっしりと感じている我が社であります。
そんな中、以前このnoteでも書かせていただいた神戸市主催・ミライ経営塾Wondersから派生したつながりで、国境を越えた一次情報を可視化するサービスで世界的にも高い評価を得ている株式会社オシンテックさんと知り合う機会がありました。
世界中のデータを日々更新・集積し最新の一次情報に触れているオシンテックのOさんは、我々のようなものづくり企業が抱える課題に対して自社のデータベースだけでなく頭の中にも集積されたデータを取り出し、「こんな解決の導き出し方もありますよ」と、ポンとヒントを投げてくださいます。そのヒントの差し出し方がまるで魔法使いのようで、その場の参加者一同から「おー」と感嘆の声が上がるほど。
そこで、オシンテックOさんに弊社へお越しいただき、経営課題を抱える4社(我々を含む)と兵庫県・神戸市からそれぞれ新産業創造に関わる方にお越しいただき、座談会を開催いたしました。
例えばプラスチック製品を製造する会社さんへは、今後世界はプラ製品に対してこんな仕分けをする方向へと国際的に取り決められるようになるだろうから、そこに対応できるように未来を見据えて準備できることとしてこんなアイデアがありますよ、といった具合に。
初めて開催した2時間の座談会は、ものすごい熱量で、1日経った今も熱量が冷めやりません。
可視化されたビッグデータと行政とものづくり企業が組み合わさることで、ここ神戸市からすごい未来の新産業が生まれるかもしれない!と、意気揚々の田中でありました。
また次回の開催へと繋げたいと思います!!