台北食い倒れ⑨番外編
大好きな乾拌麵屋さんを出た後、次に向かう場所をまた悩む。
前回の麺はこちら
まだ夏前だと言うのに、ゴールデンウィークの台湾はとにかく暑い。そういえばコロナ前にぽちと2人台湾に出かけた時、台南でぽちが熱中症のようになり、林百貨店の最上階のカフェで倒れ込むように眠ってしまったぽちが起きるまでひたすら待ったことがあった。そうだ、台湾は5月でも暑いのだ。すっかり忘れていた。
事前の天気予報確認した感じでは、気温はその時の日本より少し低そうだったので、長袖いる?って感じだったけど、実際には半袖も足りなくなるくらい汗だくになったんだけど。
昼間はもう活動を諦めると言う方法もあったけど、移動する時間は電車に乗れば涼める?!と言うことで、暑い時間は移動時間にすることに。
最初に向かったのは馬祖様の誕生日を祝うパレードをしていた松山慈佑宮へ。ここは有名な夜市の横にあり、通りかかったことしかなかったのが初めて昼間にたどり着き、中に入ってみた。
台湾の廟は派手なことが多い。建物の細工も細かく、大切に管理されてる印象。信仰深い地元の皆さんは、とにかく参拝時に深いお辞儀をしているし、独特の雰囲気がある。祀っている神さまの特別な日となれば、その雰囲気も独特。ただ、神様は巡回中(パレードに出ていた)せいか、人影はまばらだった。
せっかくなのでパレードの列を探してみたくなり、中国語のよく分からない解説を辿って周辺をぶらぶら。するとまぐれあたりで行列に遭遇。
結局この散歩ですっかり体力を奪われ、自転車移動に変更。Youbikeで街中を移動。車の多さで実はあまりぽちは自転車移動をしたがらないのに、今回は体力温存!と言って自転車を度々選択。
ぐるぐる回った結果、市政府駅近くまでたどり着き、次の目的地である中正紀念堂へ。我が家の大好きな場所。私たちはここと大安森林公園で、なぜかお互いの夢を語り合う。大きく広い場所に出ると、心まで開けるのかもしれない。
日中暑くて移動はしんどい。でも旅行者は今しか見れない、行けない場所へとみんな向かうもの。我が家もそんな旅行者のなかのひとり。
暑さがやっと緩んできた夕暮れ、次の場所へとむかう。
つづく