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返せなかった優しい人の傘

傘を忘れた日に雨が降った。
そこまで強い雨というわけではなく、目的地まで徒歩15分くらいで着くところだったので早歩きで歩いていた。

そこに通りかかった大学生くらいの方が傘を渡してくれた。
申し訳ないので大丈夫ですと言うと、「友達の傘に入るのでどうぞ」「安かったので」と言って頂いたので傘を受け取った。

使い捨てするような傘ではなくしっかりとした物だったから、返したかったけれど再びすれ違うことは無かった。

いつか返したくて大切に保管してある。

私も知らない人に傘を差し出せるような優しい人でありたい。

※この記事ではAmazonのアソシエイトを使用しています。

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