自分の棚を整える【92/100】
今日も今日とて腹の中のバブ・ローラは生まれる気配はない。
後期のマイナートラブルらしい胸からヘソまでの神経痛が一昨日から追加されたぐらいで、それは陣痛とは異なるらしい。
まあまだあと予定日まで9日あるし、惰性に生きるわたしと甘えん坊な夫の子供が「急いで生まれなきゃ!」となるかといえばならないように思う。
わたしがローラだとしたら「まだ退去まで9日あるわけじゃん?余裕っしょ、ギリまでねばるわ」となる。たぶんローラも同じように考えているのだろう。
2つの人生が教えてくれること
さて今日は久しぶりにぐっすりと寝てから、産後に会社へと提出する書類を整えた。どんどんタスクがなくなりいよいよやることがなくなると、人間動画に逃げる。
ちょうどツイッターランドで気になるツイートを見たのでその作品を見ることにした。
結論から申し上げると、出産間近のわたしにとって「いま見るべき」作品だった。
本作は公式ツイートの通り「妊娠した未来・していない未来」が書かれていて、「妊娠した未来」はきっとわたしも経験するであろうことが描かれていた。
ただ、そこに対しての感情移入よりも見終わって一番に思ったのは「どんな日々も無駄にはならない」ということと「リスタートは自分のタイミングでいつでもできる」ということだった。
母としての道と、夢に向かって歩く社会人としての道。
両立せねばならない人も多いかと思うが、社会人と母を同じ分量でこなせる人がどれくらいいるだろうか。
どちらかに重きをおいて(ときには諦めて)両立をする人がほとんどだろうと思う。事実、今後わたし自身も「母としてのわたし」に重きを置く人生になるだろうと想定している。
ただ、そんな日々も貴重な糧として、生きていく。貯まっていく。
それをどう調理するかは自分次第なわけで、手を付けるタイミングに「遅い」ということはない。
ハッとした。そりゃそうですよね。
自分が進んでないと感じていたとしても、時間は過ぎてその中での経験値は確かに貯まっていくはずで。
そんな当たり前を少し忘れていた自分が少し情けなくなった。
いつか、リスタートを切りたくなったそのときの為に棚を整える。
少しずつ少しずつ。蓄えたものは無駄にはならないはずだ。
一人きりであれる産まれるまでのこの瞬間に、もう一度自分の持つものを棚卸ししようと思った作品でした。
明日は検診、どうなるかしらね。
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