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スキになる 11

そういうわけで、ジャーニーは「展開する」がしっくりくる、と言いたかったのだった。

何かが展開する時、それまでそこにあったのに見えていなかったものが、姿を顕すからだ。

これって量子の世界の不思議さに似てる、と感じる。

ご存じの方も多いだろう、素粒子レベルになるとあらゆるものは粒であるけれど、波でもなる。ふたつの状態が重ね合わせになっている。

波だけど、ある一瞬、観測者の意図が働いた時は粒になる。

観察していない瞬間は、どうなっているかを「こうなっている」と言い切ることができない。

ジャーニーが展開していく中で顕れてくるものは、もともとそこにあったのだけど、あったと言い切ることはできない。

そこに「ある」状態と「あるとは言えない」状態が重ね合わせになっていた。

でも、スキを選択したことによって、ある意図が生じたから、その意図に基づいて何かが姿を顕す。スキによって息吹を吹き込まれた何かが。

だからスキとは、意図だ。その意図が現実世界に何かを創りあげる。

そしてそれが「ジャーニーの展開」なのだとしたら、自分のスキの積み重ねが自分にとっての現実そのものを創っているということにならないだろうか?

続きは次回

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せいたもとつぐ
若い頃に希死念慮で苦しんでいた私は自殺未遂とうつを繰り返してきました。でも人生は苦しむためにあるのではない、という当たり前のことを心底感じられるようになった今、自分にできることをしたい。あなたのサポートがそれを後押ししてくれます。一緒にこの世界を輝かせていきませんか?