見出し画像

経穴(ツボ)の神秘

こんにちは!

今までトレーニングや痛みについてをメインに書いてきたのですが、実は私は鍼灸師でして、、、今日は本職の内容を少し書きたいと思います。

日々の治療の中ではこのツボが存在している東洋化学の考えも踏まえながら施術にあたっています。東洋医学を学んでからも西洋医学の考えしかなかったのですが、臨床をしているうちに東洋医学の必要性を感じるようになりました。
しかしながら奥の深〜い東洋医学の触りの触りしか分かっていないのですが、その中でもツボについて書きたいと思います。

まず質問です。

Q:身体にはいくつツボがあるかご存知ですか?

A:361個以上です(WHOでは361個)

WHOが公表しているのが361個でありますが、実際にはもっとあると言われています。思った以上にありますよね。

Q:東洋医学(中医学)はいつからあるでしょう?

A:【黄帝内経】と言われる紀元前に書かれた最古の医書には鍼灸のことがすでに書かれており、実際のところ、それよりもっと昔からあると言われています。

何が凄いかと言うと、中医学はそんな昔にあった考え方・治療法が今でも存在し、世界で活用されていると言うことです。

さてさて、そんな古い歴史の産物であるツボの中から、自分でも簡単に押せて効果のあるツボをお教えしたいと思います。

そのツボは【四総穴】と言われる4つのツボです。

四総穴は身体を四部分に分けて各部位を主治する4つのツボを意味します。簡単に言えばこの4つのツボさえ押さえとけば問題ないですよ!というものです。*もちろんそれが全てではないですよ!

四総穴にまつわる、中医学の古いことわざにこんなのがあります。

「肚腹三里留、腰背委中求、头项寻列缺、面口合谷收」

この漢文を訳すと

「お腹の問題は足三里に留め、腰背部は委中に求め、
 頭頂は列欠を尋ね、顔面は合谷に収める」

というものです。

例えば、
胃の調子が悪い:足三里
腰が痛い:委中
頭が痛い:列欠
目が疲れた:合谷
のように各部位によって効果のあるツボがかわってます。

ツボの場所

足三里:膝のお皿の下の靭帯の外側にある窪みから指4本分下

画像1

委中:ひざ裏のど真ん中
*簡単なので写真はないです。

列欠:手首の動脈拍動部から1寸5分(4.5mm)肘側

画像2

合谷:親指と人差し指の骨の交わり部分のやや人差し指寄り

画像3

と言うような形で、足に2つ(足三里・委中)、手に2つ(列欠・合谷)があります。

もしこの自粛期間でデスクワークも増えて眼精疲労の出ている方は【合谷】、身体が硬くなってしまい腰痛が出ている方は【委中】に求めてみてはいかがですか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?