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ダイエットに漢方薬を取り入れる
肥満症治療薬として抗肥満薬はいくつかありますが、医療機関を受診しきちんとした診断名が必要であること、副作用が様々みられること、使用期限が限られる場合があることなど多くの問題点があります。
一方漢方薬であれば体質と照らし合わせて肥満予備群の方でも利用することができます。そして多くが処方箋なしにドラッグストアで購入することが可能です。では具体的に肥満のタイプ別に分けて漢方薬を見ていきましょう。
簡単に分けると、以下の3つのタイプに分けられます。
1.の人に関しては2つの漢方薬が良く用いられます。
防風通聖散(ボウフウツウショウサン)は腹部に皮下脂肪が多く便秘がちな人に用います。高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり、湿疹・皮膚炎、吹き出物(にきび)が多く診られる人も当てはまります。
大柴胡湯(ダイサイコトウ)は比較的体格が良く便秘がちな人。また胸脇苦満といってわき腹からみぞおちにかけて張って苦しいという症状がみられる人に用います。その他、肥満を伴う肩こりや頭痛、ストレスが多い人にも良いとされます。
桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)は月経困難症や月経痛が強い人、更年期障害などでのぼせ、頭痛、腰痛、便秘などの症状がある人に用います。月経困難症により生理前後にイライラしてしまう人にも有用です。
防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)は色白で筋肉が柔らかい、特に下肢がむくみやすい、いわゆる水太りタイプで、疲れやすく、汗をかきやすい、むくみやすいといった人に用います。
今回は今すでに肥満がある方のタイプ別に漢方薬をまとめてみました。
次回は肥満まではいかないけれど少し体型が気になってきた、というような肥満予備群の方に用いることができる漢方について書いていきたいと思います。