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我が家の”本育”【女医が思う子育て#15】

こんにちは。くんぱす先生です。
医師として働きながら、2児の子育て真っ只中です。

みなさんは本を読まれますか?

noterのみなさんは書くのがお好きな方が多いので、きっと文章を読むこともお好きな方が多いでしょう。
けれど「もっと本を読みたいんだけれど、なかなか、、」という方が大多数ではないでしょうか。

今回は【子どもにとっての読書】を考えてみようと思います。

本の価値はこれからも続く

これだけ、デジタル社会となり誰でもすぐに情報が手に入るようになりました。
そして情報の形は文章のみならず、音声や映像といった様々な形で提供されています。
これからさらに今の私たちには予想できない媒体が登場し、溢れる情報の中から自分に適した情報を探す能力が求められるようになると思います。

私はだからこそ、今後の社会において『本の価値』は残り続けると思います。
本という紙媒体の形ではなくなると思われますが、電子書籍のような媒体を変えて『本の価値』は残り続けると思うのです。

本育とは

本をどのように家庭教育に取り入れていますか?
子どもの教育に興味のある親御さんは『読み聞かせ』を寝る前などにされているかもしれません。
そう、”本育”(*)とは本を取り入れた家庭での子育てのことです。(*くんぱす先生提唱)

本が子どもの成長に与えるいい影響は、既存の情報からすでに知っておられる方が多いと思うので今回は改めて記載しません。
今回は、【くんぱす家で実践している”本育”の実際】についてお話したいと思います。

1つでも新しい取り組み、発見があると嬉しいです。

本と触れ合う時間帯ランキング

第1位 寝る前
第2位 車の中
第3位 夕方(学校や幼稚園から帰宅後)


寝る前

圧倒的首位は『寝る前』です。
眠りにつく前に親御さんの声で読み聞かせを行うと入眠がスムーズになり睡眠の質も向上するという研究結果もあります。
特に、父親の読み聞かせの効果がより良いらしいです。意外ですよね。

関根勤さんは毎晩娘さん(関根麻里さん)に読み聞かせから派生して自作の昔話パロディを即興で話していたそうです。(素敵)

車の中

長男は行き帰りの最寄り駅までの車内で本に触れています。
15分程度です。

夕方

静かだなかと思うと、ソファやベッドで本を手に取っていたということが時々あります。

本をどこで手に入れる?

我が家の選択肢は以下です。

①図書館
②本屋
③ブックオフ
④ネット(楽天ブックス、Amazon(kindle)含む)

ある程度の使い分けができてきましたのでご紹介します。

【欲しい本がきまっているとき】

STEP1  図書館にあるか調べる→”ある”→予約
       ↓
      ”ない”
       ↓
STEP2  ブックオフ中古販売されているか調べる→”ある”→買う
       ↓
   ”ない”もしくは”新品しかない”
       ↓
STEP3 ”待てる”か”待てない”か→”待てる”→中古が入荷されるのを待つ
       ↓
     ”待てない”
       ↓
STEP4 ネットで新品購入

図書館

我が家の子どもたちは0歳から図書館へ通っています。
1-2週間の頻度で通い続けています。
平日は時間がないので、週末の土日どちらかは図書館に顔を出すことが多いです。
返しにいくときに、また借りる、というサイクルです。
行きつけの図書館は一つのカードで10冊の本を2週間借りることができます。4人家族で40冊です。
持ち運びが大変なので毎回車で行っています。

毎週日曜日に「おはなし会」という読み聞かせイベントが催されていたり、10冊借りるとお手製のゲームをすることができたりと、いい刺激がたくさんあります。

ブックオフ

元々は中古本に抵抗がありました。
けれど、一度買ってみたら新品みたいにキレイだったのです。
新品を買うのがもったいなく感じる質の良さだったので、それ以降はなるべく中古で買うようにしています。
アプリだとクーポン配布が定期的にあって、150円~300円OFFされるのでさらにお得感があります。ポイントも溜まります。

【欲しい本がきまっていないとき】

大型本屋へいきます。
ここではどんな本でも、子どもが「欲しい」と思った本は買ってあげることにしています。
図鑑であったり、エンタメ性の強いおもちゃのような本であったり、漫画であったりでもです。

絶対に文句は言いません。
「えー?もっとこういう本あるよ?」とか言いません。

本屋で出会う親子で、よく耳にする言葉です。
子どもに選ばせているのに、選んだ本に対して文句を言う親。
絶対にやめたほうがいいです。
今までしたことがあるならば、きちんと謝って、今後一切文句を言わないと子どもに約束してください。
その約束ができないのであれば、最初から子どもに選ばせないほうがいいくらいです。

子どもの気持ちになってみましょう。
あれこれ悩んで決めた本に「えー?それ?もっとさ、こういう本とかあるよ?」と言われたとします。
どういう気持ちになりましたか?

(結局文句言われるなら、最初から親が好きそうな喜びそうな本を選ぼう、、)

そう、次から自分の好きな本ではなく、親が納得しそうな本を選びます。
親はこの気持ちに気が付かずに「いいね~」と買います。
自宅に帰ってどうなると思いますか?

全く手に取りません。
せっかく買った本は埃が積もる、埃積読になることでしょう。

そして親は思うのです。
「うちの子、積極的に本屋に連れて行って買ってあげてるのに全く本を読まないんです。どうしてでしょう。。」
答えは、、、お分かりですよね?
親のあなた自身がそうさせたのです。
子どもはなにも悪くありません。

というわけで、子どもに本を選ばせるときは絶対に文句を言わないであげてください。

名作を選びたい

子どもに自由に選ぶものもいくつかあるけれど、親としては名作にも触れて欲しいなと思いますよね。
私が参考にしているリストをご紹介します。

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