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工藤さんと野本さんの対談記事が超絶タメになった件

先日、野本さんの「子どもが教育を選ぶ時代へ」という本を読んだ記事を書いた。

この本の出版記念イベントとして作者の野本さんと麹町中学校の学校改革に取り組まれたことで有名な工藤先生との対談でした。

参考になることばかりでした。特に工藤先生の発言はとにかくうなずかされることばかり。

そのいくつかを紹介します。

意見の対立を感情の対立にしない

例えばA案をもってくる先生、B案をもってくる先生がいるとします。A案とB案の内容がまったく反対の内容だと、先生の中に考え方の対立が起きているわけですが、日本人はまずこの対立を嫌がります。考え方の対立が感情の対立に直結しやすいからです。感情の対立になると、コントロールするのはむずかしい。日本は心の教育を重要視してますが、その心の教育とは「感情が穏やかであること」と錯覚をしています。

これは確かにその通りと思いますがなかなか難しいんですよね。意見の対立=感情の対立と思ってしまうので、何とか穏便に済ませようって思うんですよね。実践できないのは、これまでの教育なのか、思い込みなのか。でも、とにかくこの辺は何とかしていこうと思います。

自立させるための子どもの関わり方

そこで考えたのが3つのセリフです。必ず子どもたちに対して「どうしたの、困ったことある?」それが1つ。2つ目が「そうか。それで君はどうしたいの?」と対話する。たとえば授業中に教室から飛び出してきた生徒に、「なんか困ったことがあったの」と声をかけると、「あの先生大嫌いだ。授業なんて受けていられない」と言うので、「そうか、で、キミはどうしたいの?」と聞く。小学校時代に「どうしたいの?」なんて聞かれたことないし、どうせ先生は叱るものと思っているから、「どうしたいの?」と聞かれても答えが出てこない。

 そこで3つ目に「なんか僕に手伝うことある?」と聞く。それでも返事がなかったら、「また教室に戻って1時間を過ごすか、別室へ行くことも選べるけど、どうする?」と言うと、「じゃあ別室に行かせてください」と。小さな自己決定ですが、これが重要です。これを何回も繰り返していくうちに、子どもは主体性を取り戻していくのです。

これは正しくためになる。子ども自身に考える声かけだ。これはパクろう!

自己肯定感高めるためには

日本は親も先生も、褒めまくって言葉のシャワーを浴びせれば自己肯定感が高まると勘違いしています。一番大事なのは、自己決定してその結果を自分で褒めるようになること。こういう子の自己肯定感が高い。自己決定なしに自己肯定感なんか高まるわけがないのです。

これ本当にそう!褒めるだけじゃダメなんだよなぁ。自分で意思決定して、そのうえでそれがよかったよと声かけないとということですね。これは首をブルンブルン振ってしまうぐらいなっとくです。

すごいためになったので、今度、工藤先生の本読んでみようっと。


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