【成功編】セルフレジは導入して終わり...ではない‼︎
みなさん、こんにちは!フィジカルデザインチームの近藤です。
前回、セルフレジは導入するだけではなく使用してもらえる導線作りまで
考えることが大切だ!と失敗例を元に説明させていただきました。
というわけで今回は、導線作りがしっかりしており使用しやすい
セルフレジを僕の体験談を元に紹介させていただこうと思います!
【そもそもセルフレジとは?】
前回も始めにセルフレジについて簡単に説明したのですが、
今回初めて読んでいただく方に向けてもう一度説明をさせていただきます!
セルフレジとは、利用者が商品やサービスを購入する際に、
自身で読み取りから精算まで行えるレジシステムになります。
例えば、スーパーでお買い物をする時に、自分で商品のバーコードを読み取って、お支払方法も選んでお買い物をしたという経験が一度はあるかな?と思います。それがセルフレジとなります!
【結論:やはりセルフレジには、使用してもらうための導線作りが不可欠だ!!】
結論から言うと、やはりセルフレジには使用してもらえる導線作りが不可欠だということがわかりました。
便利なセルフレジ+使用したいと思える導線=セルフレジの本領発揮!
という形が見えたので、是非最後まで読んでいただけたらと思います!
【シチュエーション:スーパー(ライフ)】
スーバーで食材などを買った時に、お支払いが全てセルフレジになっていました。
そのセルフレジは若い人から、お年寄りまで皆普通に使用しており随分浸透しているのだなと感じました。
では何故こんなに浸透しているのだろう?と考えた時に、
このセルフレジが使用される理由が少しずつ見えてきました。
【良い点1:店員さんが近くにいる安心感】
セルフレジを使用する際、もし使用できなかったらどうしようと不安を感じることがあると思います。
しかし、このスーパーでは近くに店員さんがいて、もしもの時に相談がしやすくなっていました。
【良い点2:店員さんの視線による、威圧感を感じない配置】
セルフレジ使用中に店員さんが近くにいるにも関わらず、店員さんは別のお客様のレジ対応をしたり別の作業をしているため、視線を感じて威圧感を覚えることがありませんでした。
威圧感を感じないだけで、焦ることなく、人の目線を気にすることなくお支払いに集中することが出来たなと思いました。
【シチュエーション:アパレルショップ(ユニクロ)】
洋服を買いに行った時、レジが全てセルフレジになっていました。
ただここのセルフレジの形は、よく見かけるセルフレジと形状が異なっており、もしかしたらお客様は使用するのをためらってしまうんじゃないかな?と思いました。
しかしいざ自分がセルフレジを使用した時、不安を覚えることもなくスムーズに使用することができました。
その理由を考えた時、何故このセルフレジが使用してもらえるのかが見えてきました。
【良い点1:近くにいる店員さんが常にニコニコしていて、頼りやすい】
ニコニコした店員さんが常に近くにいて、並んでいるお客様を空いているセルフレジに誘導したり、困っている方に声をかけてサポートをしてくれます。
もし店員さんがぶっきら棒に近くで立っているだけなら、お客様は視線を感じて威圧感を覚えたり、何かあったときに頼りにくいと感じる気がします。
なので、このニコニコした店員さんが近くにいて頼りやすい環境があるのはセルフレジを使用したいと思える導線作りに繋がっていると思いました。
【良い点2:バーコードを読み取る手間がない】
ここのセルフレジは日頃見かけるものと異なり、
バーコードを手動で読み取る機能がありませんでした。
ではどうやって商品を読み取っているのかと言うと、レジ横に設けられているへこんだスペースに、商品を置くだけで自動で読み取られていく仕組みになっているんです。
ちなみにこの仕組みはRFIDという技術で、近年導入されるケースが増えてきているものです!
これによってお客様の作業負担を減らすこと、それと同時に扱えるかな?という不安材料までも減らしていると感じました。
【まとめ】
今回セルフレジが成功しているケースを体験して、やはりセルフレジには
使用してもらえる導線作りまでなくてはならないと感じました。
セルフレジは便利だからこそ、導入して終わりではなくどうやってお客様に快適に使っていただくかまで考えるべきなのだと思います。
そしてそこまで考えられてようやく、また来たいと思っていただけるお買い物体験に繋がると感じました。
本日は以上になります!ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
また、弊社ネットイヤーグループではアプリ構築のご支援やUXデザインのお取り組みを行っております。今回の記事のように「ユーザー視点」に重きを置いたアプリサービスや次世代の「デジタルとフィジカル」をつないだサービス構築を提供しております。DX推進・マーケティングをご担当されている皆様、ぜひ一度サービスの詳細をお問い合わせくださいませ。
近藤 愛斗(こんどう まなと)
ネットイヤーグループ デジタル&フィジカルデザイン部
フィジカルデザインチーム。
大学時代にアート活動を始め、卒業後はその活動を活かすべくWebデザインを学びWeb制作会社に入社。
デザインと向き合う中で、UXデザインがデザインの本質と気付き、
2021年からネットイヤーグループに参画。