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【がん予防に効果的な10項目】

こんにちは。
ダイレクト出版
ヘルスアカデミー運営事務局です。


本日は、
『がん予防に効果的な10項目』についてお届けします。


講師は、
「がんは運命ではなく予防できる病気です」
と断言する


公益社団法人「生命科学振興会」
前理事長 渡邊 昌(わたなべ しょう)医師

公益社団法人「生命科学振興会」 前理事長 渡邊 昌(わたなべ しょう)医師

国立ガンセンター研究所疫学部長
国立健康・栄養研究所理事長などを経て、
湯川秀樹、武見太郎、佐藤栄作などが設立した
公益社団法人「生命科学振興会」理事長に就任。


西洋医学のみならず、東洋医学、栄養学、食養生などを研究。
「統合医療」という新領域に挑戦しています。


渡邉先生は、こう語ります。


※この投稿は、ヘルスアカデミー23年6月号
「食で医療費は10兆円減らせる」 ガン研究の権威が語る“ガン”の真実...より抜粋。
編集部にて一部編集を行なっています。


==========


日本と米国はがん研究では世界のトップレベル。


にもかかわらず、
日本ではがんが増え、
アメリカではがんが減っています。


一体、どうしてこんな差が
生まれるのでしょうか?


*アメリカのがん死亡率の推移 

*アメリカのがん死亡率の推移
(*NATIONAL CANCER INSTITUTE Cancer Trends Progress Reportより引用)

(*NATIONAL CANCER INSTITUTE Cancer Trends Progress Reportより引用)


それは、アメリカでは
タバコ対策が徹底して行われた事と
「がん予防物質の入った野菜などを食べる運動」


つまり「デザイナーフーズ計画」(※)が作られ、
それに沿って食べる運動が行われたからです。


※ デザイナーフーズ計画…米国で実施された植物に含まれる物質、
フィトケミカルの中で、がん予防に役立つ物質を含む食品を見い出し、
がんの予防に役立てようとした計画。 
出典:『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』


さらに「5 A DAY 運動」という名の
1日に5皿、野菜などを食べる運動がありました。


ではなぜ日本では、
こういった運動が起こらないのか?


それは “広告費が少ないから” だと言われています。


米国では食品会社が
とても多くの広告費を出します。


一方、日本の食品会社は
医学界に全くお金を出しません。


この差が大きいんです。
(ちなみに日本の薬業界は、医学界に寄付金や研究費を多く出しています)


例えば、サプリメントなど
薬に関する広告には
“医師推奨” といった売り文句が多く出ていますが、


ごぼう茶など食品に関する広告は
出るとしても生産者くらい…


内科学会が推薦したり・協力したりといった
売り文句は見かけません。


このような差が、様々な面に出ています。


「がんは運命ではなく予防できる病気」
です。


国立がんセンター所長だった杉村先生が
『がん予防のための12カ条』を随分昔に出しており、
それに実態的データを補って
現在の『がん予防に効果的な10項目』があります。


これが参考になりますので
心がけて生活をされると良いと思います。


******


『がん予防に効果的な10項目』


(1)体重を抑える
(2)一日三十分、早歩き程度の運動をする
(3)高カロリー食を控え、糖分飲料を避ける
(4)いろいろな野菜、果物、全粒穀物、豆類を食べる
(5)肉類を控える
(6)酒類を控える
(7)塩分を控える
(8)がん予防の目的でサプリメントを使わない
(9)生後六ヶ月までは母乳だけで育てる
(10)がん治療を受けた体験者はこれらの推奨者となろう


******


これを見てお分かりいただける通り
内容は食事が半分、
あとは運動や清潔な暮らしをする等
ごく常識的な項目が多いですね。


これらを守れば、がんを予防できる可能性は高いのです。


昔、「がんは遺伝」と言われた時代もありました。


確かに、遺伝的ながんはゼロではありません。
しかしそれは、ほんの数%。
極めて特殊な小児がんくらいです。


昔は大家族が同じ生活をし、
同じ物を飲み食いをしていましたから、
世帯で3、4人が胃がんになっていました。


だから
「がんは遺伝。過去にがん患者が居た
家から嫁をもらったら、子供が癌になる」
との風評被害が起きたりもしたんです。


しかし現在、これは誤解であることが
はっきりと証明されています。


がんの原因は生活習慣が9割5分。
その中で、なぜ食事が重要かも分かってきています。


各々、生活習慣を見直すことが
とても重要になってきたのです。

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いかがでしたか?

研究が進んできた現代


がんの常識は
「遺伝なので防げない」から
「生活習慣の改善で予防できる」に
変わってきているようです。


本日紹介した『がん予防に効果的な10項目』を
ぜひ、生活のセルフチェックに
お役立ていただければ幸いです。


ヘルスアカデミー編集部


P.S.

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