遠近感
奥に続いていく遠近感のある道をついつい奥に進んでみたくなる。歩いている時に突如出くわすと、我慢できない。
いつもと違うランニングコースを走っていて見つけた。
奥に何があるのか、どこに続いているのかという好奇心、そして、もしかすると帰れなくなってしまうのではないかという少しの恐怖。
吸い込まれそうな感覚になりながら、奥へと進んでみると神社の本殿があった。
創建は古すぎてわからないという、吉志部(きしべ)神社。
このあたりの「岸部」という地名の由来になっているそうだ。
ちなみに最寄り駅は岸辺駅であるが、誰でも読みやすく間違えにくいように、「部」を「辺」と表記すると国鉄が決めた。
神社の本殿はとても綺麗で、調べてみると最近全焼して再建したようだ。戦国時代にも焼失したことがあるらしい。
木が生い茂る境内の奥には、さらに遠近感のある道が続いていた。看板を見るとどうやらこの先は博物館があるらしい。今はコロナの影響で休館中とのことであるが、再開したら足を運んでみたい。