本屋がなくなってほしくないっていう話
どうもよしなにと申します。
世の中のデジタル化、IT化がどんどん進んでいきますね。
リアルな世界でしか行えない、もしくはリアルな世界ではできないと思っていたことが、インターネットを通じてできてしまうわけですから、面白い。
そんなこんなで色んな業界においてデジタル化が進んでいるわけですが、出版業界においてもそうですよね。
デジタル化で本がより手に入りやすくなったというのは嬉しいこと。デジタル本ならネット上で購入してネット上で読めちゃうから、かさばらないし。
ですが、色んな要因はありますが、デジタル本の売上が増えることでリアルの書店が業績を落としているのは事実で、書店が減っていっているというのは悲しいことだな、と思う今日この頃です。
先日知ったのですが、私が学生時代勤めていた大型書店も、売上が落ち、なくなったそうです。駅前の店舗で地元で一番大きな書店でした。あんなにお客さんで溢れてて、売上もあったのにな。
デジタル化の影響なのか、本離れなのか、地域の過疎化なのか。
思い出がたくさんあった場所なので、悲しいです。
ネット通販でも書籍としての本を買えるとはいえど、本屋で買う感覚とはやっぱり違う気がしています。
私は、書店のあの色んなジャンルの本に囲まれた空間が大好きで。
そんな中で惹かれた1冊を手に取る瞬間、運命的なものを感じるんです。
これだけたくさんの本の中で、君に決めたぜ!みたいな。
目的の本があって本屋に行くこともありますが、別に目的の本とかないけどふらっと書店に立ち寄って気になった本を買っちゃうこと、ありませんか?
その書店で働いてる方のおすすめが書かれたポップをみて気になったりとか、自分の好きな作家さんの本の横にたまたま置いてあった本を手に取ってみたりとか、表紙に惹かれたりとか。
普段なら出会わなかっただろうなってものに出会って、ワクワクしながら買って。で、読んでみて、それがめちゃめちゃ面白かった!って時。本当に幸せなんですよね。
デジタル本のサイトでもネット通販のサイトでも、あなたにおすすめ!って出してくれたり、トピックスとして色々紹介してくれるけど、かなり私個人の志向性を推測した上でおすすめしてくれるので、言わずもがな私の好きそうなジャンルに偏るんですよね。それもそれで嬉しいしありがたいし、実際買ったことも何度もありますが。
あくまで私の好みの範囲内というか。精度の高さ故に、ということなんでしょうね。
それがデジタル本や書籍のネット通販の売上に繋がっているのも事実。
本屋では売れない本も置いて、店舗代や人件費がかさんでいるというのも事実。
デジタル化が進むのも理解できます。
それでも私は、これからもリアルな書店で本を買い続けたいのです。
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