12両化乗車位置シール観察のススメ

中央線が好きだ。

下を向いて歩こう 
〜12両化乗車位置シール観察のススメ〜

※本投稿の中央線は、JR東日本の、東京~高尾あたりの中央線のことを指す

はじめに

平日って通勤がしんどいですよね。
杉並3駅止まりやがるし。

でも乗車位置シールは他の駅に比べて5/7日の踏みつけなのでまだ綺麗さが保たれています(筆者主観)。次の通勤帰りの際に見てみてはいかがでしょう。

10月初旬の散歩の内容です。

各駅

高円寺

ホームのアスファルト舗装は新品にみえるが、駅名標はやや黄色くて長年使っていた感じがあるのと、早速壁?に埃が結構ついてしまっていた。

うっかり、ホームの端を観察していて、乗ろうとしている次の下りの電車がきて、10両編成だったので内心ウァァァとダッシュした。

この駅は既存ホームの柱は真ん中あたりが緑色だが、新しい太い柱は白のピカピカである。

阿佐ヶ谷

アスファルトが綺麗。レール方向のホーム中央はタイルのままで、先端あたりがアスファルト、それから先端の白いタイルになっているが、タイルと先端のタイルの間のアスファルトが凸凹していなくてすごく綺麗。

シールではないが、既存ホームの柱と同様に新設ホームの柱の根っこも緑で塗ってある、デザインの継承が素敵。写真を見てほしい。

手前が既存(おそらく)の柱、奥が新設の柱、いずれも柱の下が緑色

よく見ると柱に管が繋がっているが、その繋ぐ金具まで緑色が塗られている箇所もあり、なんだか可愛い。

金具が緑色に塗られている箇所
金具が白色/塗られていない箇所


西荻窪

ほとんど全てのホームの床が黒いアスファルトで、タイルではないのが、少しさみしい。(荻窪駅や、飛躍するが筆者が時々利用する東京駅新幹線ホームはタイルにみえるホームの床である)

ホームの内側全てという、おそらく3mくらいの幅✖️長さがめちゃめちゃある広い範囲の舗装で、たまに凸凹があるが、あまり目立たない。

いつのまにか腰の高さくらいまでの仮囲いの塊がホーム上にいくつかできている。

ところで、
4番線の10号車の、荻窪寄りの1枚へのフリースペースや優先席マークがなく、吉祥寺寄りの1枚は何らかのマークを隠している。12両編成が走り始めたら、12両編成に合わせて隠しているものは表示するのだろうか。
3番線は12,10両編成を1つのシールで表示する丁寧さに対して、10両編成のフリースペースの表示が、見に行った時点では無い点が意外だった。

屋根の柱が、先端は細いので、梁が2本だったところが1本の柱に向かい、そこから先端側は1本の針になっているのが綺麗にみえた。写真あり。

ところで、
写真をどこで撮ったか分からなくなって(上り・下りそれぞれで延伸したホームを見たせいでどのタイミングで駅を移動したのか見失った)
検索していたところ、写真の右側に写りこんでいるビルは耐震診断NGのビルでした。看板が写っている美容室AVANCE (アバンス)さん、1,2,4階のテナント(サンジェルマン、ガスト、杉並区西荻区民事務所)は2022年3月から2023年12月までに閉じているが、この時点ではまだビルは解体されていなかった模様。いま記事を書いている間に解体が始まっているかもしれないので曖昧な書き方をしている。
Xで「西荻 松岡ビル」の投稿があり、内装良いらしい。


吉祥寺駅

全部をみたわけではないが、少なくとも三鷹寄りのホームの12両編成シールが黒ずんでいる。リリースから1ヶ月弱とは思えない、よごれのような何か。

杉並3駅の2/7日分(杉並3駅は土休日止まらない/吉祥寺は毎日止まるたびに人が乗り降りするぶん)か、あるいは、公開までに時間を要し、隠しの上から貼っていたシールの粘着材が本体に残ってしまってそれが東西線や総武線側の空間からの、あるいは人が乗り降りするときの、ホコリを掴んだことで、黒くなってしまっているのではないか。

後から貼っていそうなでかい矢印と並ぶ線と比べると「11号車乗車口」の黒ずみをや……。

上が12両分用の11号車、白いほうが10両編成向けの9号車の乗車位置シール

吉祥寺もよくみたら先端はY字だったのでどの駅もそうなのかもしれないという不安?色々な駅を見るときのポイントを発見できた「わくわく」が湧いたが、散歩はこれでおしまい、とした。

吉祥寺駅中央線快速ホーム三鷹寄り

高円寺駅のホームのうち、阿佐ヶ谷寄りの部分と中野寄りの部分の見分け方

彼らはとてもよく似ている。(はず)

共通点

隣駅に向かって立ったとき右側の路線に対して、左側の路線よりもホームが伸びていてその分だけの片側向きの床(ホーム)、壁のようなもの、屋根がついている。

壁の上と下の範囲は穴あきの壁(パンチングメタル)。壁の穴あきの範囲は、下は床から人のヒザあたりの高さまでと、上はひとの頭あたりの高さから屋根までの範囲。

見分け方

(1)阿佐ヶ谷寄りの部分

高円寺駅中央線快速ホーム阿佐ヶ谷寄りの部分


ホームが片方だけになる地点のすぐ手前に大きな柱がある。
舗装が単一。

(2)中野のほう

高円寺駅中央線快速ホーム中野寄りの部分

壁が低いところと高いところがある。片側だけのホームの手前は壁が低く、奥は屋根まで壁がある。
柵の下や点字ブロックの角の内側の舗装がほかよりも黒い。

11,12号車の乗車位置シール

中央線はもともと10両編成で、グリーン車2両を足すので12両編成となる。春まではどちらも来るらしい。

12両編成と10両編成は頭の位置が(だいたい)一緒なので、10両編成は、うしろがわ2両には止まらない。

この2車両分の乗車位置シールはどうなっているか。

高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪、西荻窪

シール「10両編成の列車はここには止まりません」が貼ってある。

12両編成のときの11,12号車乗車位置は今後貼られるものと考えられる。

吉祥寺

グリーン車のシールもすでに貼られている。10両が白いシール、
12両がオレンジのシールの乗車位置シールのところに止まる。

この説明を、ホームで音声放送もしている。すなわち、10両止まらない範囲にはオレンジのシールのみが貼ってある。
白いシールには「10両 10号車乗車位置」など10両と表示がある。オレンジの「11号車乗車位置」「12号車乗車位置」には12両の表示はない。


おわりに

10月半ばから12両が走り始めた。写真を見返したところ、筆者が吉祥寺駅の12両停止位置目標(隠し中)を初めて撮影したのは2022年5月だった。やっと走り始めたという祝う気持ちと、もう10両編成がいなくなるという時代の変化への寂しさを併せ持ちながら、乗っていく。
中央線が好きだ。


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