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0か100かではない、選択肢が増えることが重要だ
最初はこのツイートを見て「ああ、そうか、その視点は欠け落ちていた。」って思ったのがきっかけでした。
「目が見えること、本が持てること、ページがめくれること、読書姿勢が保てること、書店へ自由に買いに行けること」が健常であって初めて紙の本が読めるということに全く気づいてなかった。普段から障害者の気持ちに寄り添いたいと思っていたのに。特に自分は紙の本推しだったのでショック。 #バリバラ pic.twitter.com/4q48sekZg7
— ミスターK💙💛 (@arapanman) July 29, 2023
このツイートの続きもあるので、一応貼り付けておきます。
更にこの「読者バリアフリー法」なるものの存在すら知らなかった。 #バリバラ pic.twitter.com/HnXqTRZQP3
— ミスターK💙💛 (@arapanman) July 29, 2023
沙央さんは電子書籍を絶対に出さない方針のベストセラー作家に、紙の本を読む状況が辛いことを詳しく説明した手紙を出し、出版社にも問い合わせたが無視されて激怒。それも作品を生み出すエネルギーになったんだろうね。 #バリバラ pic.twitter.com/KUOKSND30Z
— ミスターK💙💛 (@arapanman) July 29, 2023
で、単純にこのツイートだけで記事を書こうかと思ったのですが、noteでフォローしている奈良里紗さんがこの番組に出られていたということを知り、かつまだNHK+なら見られるとわかったので、見てからしようと。
で、見ました。タイトルは番組内でも言われている内容だし、自分もそう思います。
選択肢があるっていうことが重要なんだよなと。これはこの番組で触れられている紙の本か、電子書籍かっていうだけじゃなくて、昨今のいろんな問題ってあまりに0か100に落とし込んで考えたり批判してしまっていて。
そうでなくて、選択肢があれば、あとは好みだったり、その人の環境で選ぶことができる。だから、選択肢を狭めないで欲しいということなんだと思う。
自分の過去の発言でもしかしたら矛盾することもあるかもしれないけど、選択肢は多い方が良いと思う。そのうえで、自分の好みや、今まで生きてきた中での自分の価値観で選ぶものが決まるんだろうと。
そのうえで、この番組でもちゃんと触れていて、すごく良かったなと思うのは、コンテンツを作る人が最初に作るもの、「原作」って表現していたけど、その「原作」はやはりコンテンツを作る人の表現の自由であるべきというような事を言っていた。
「原作を作る人が、すべての人が見ることができるように作らなければいけない」というのは違う。と言っていて、その通りだなと。
番組内ではマンガの表現や、ゲストで参加されていたお笑い芸人のスピードワゴン 小沢さんのお笑いのネタ作りとかからこの話になったんだけど、そこに触れているのも重要だなって思った。
原作を作る人は自由だけど、それを受け取りたいという人に多くの選択を与えられるように、原作側で縛り付けてはいけないんだなって解釈しました。
技術の発展で、多くの人に届けられるようになっていっているけど、まだまだ気づいていないことがあるんだなって思いました。