映画 十一人の賊軍 感想
グランドシネマサンシャイン、50歳になったから2人で観るなら、ペア割が適用されるようになってしまった。T・ジョイも同じか。あ、イオンシネマは夫婦50割引だと、めっちゃ安いな。TOHOシネマズは無いんだな。シニアまではまだ5年とか10年ある。
ま、今回は一人で観たから関係ないのですが、十一人の賊軍を観ました。予告の段階で気にはなっていたので。
では、 #ネタバレ もあるかもしれないので、少し改行を開けて感想を。
監督は白石和彌さんだし、PG12指定だから、そういう作品だろうとは思っていた。ホラーではないけど、それなりにグロいというか、スプラッターというかある意味リアルなのかもしれないというシーンは要所要所にあるので、そこはあらかじめ注意は必要。でも、個人的には目をそらすという感じではなかった。
上映時間は2時間半ぐらい。正直なところ、終わった後「あ、飽きることなかったな。」という感想でした。
なんでだろう?って思ったら、山田孝之さん演じる、政が、思いの外クズというか、ま、いちおうそうなる背景はあるにせよ、全然主役の活躍ではなかった。物語を展開させるきっかけのあるキャラなんだけど、周りの役者さんではなく主演があるから飽きなかったのかな。
シンプルな勧善懲悪な展開の映画ではなかったです。勧善懲悪では無いって言うと、悪の方にも言い分があるみたいな感じにもなるけど、阿部サダヲさん演じる家老 溝口内匠が非常にムカつくから、ちゃんと悪。でも、くらうバツがその程度かよって思ってしまったのはちょっとひどいかな。
仲野太賀さん、鞘師里保さんとか十一人の側、それぞれすごく良かったけど、やっぱり爺っつぁんと呼ばれていた、本山力さんがカッコよかったよねぇ。ちゃんと剣術家っていう感じで強くて。
ただ、検索してびっくり。自分と5歳ぐらいしか年齢が違わない。あのキャラクターの感じからすると、思いの外、若かった。この映画を見て、まさか年齢を感じることになるとはね。