ワールドトリガー 第246・247話 「若村麓郎②、③」 感想 (ジャンプSQ 2024年11月号)
さて、ワールドトリガー、まずは、11月号に載っている、第246・247話 「若村麓郎②、③」はとてもすごい内容なんです。
が、2話掲載ということで、とっても悩ましい。個人的には作者の方の負担を考えると、下手に休載が入るなら、1話ずつで良いと思う。
しかし、今回の2話掲載は一気に読んで欲しいという思いがあるだろうというのも分かる。ボリューム的に2話としているが。
いやー、悩ましい。
では、単行本派の人向けに、一応 #ネタバレ あるかもしれないので、回れ右で。単行本になったときは、この巻は一気に読むんだろうなぁ。そして、伏線回収として、数々のシーンを読み返すだろうなぁ。
前回の245話もそうだったけど、とにかくヒュースの言葉が刺さりまくるわけです。自分を含めた読者に。なので、ちゃんと読んで欲しいと思うから、今回は全然引用をしないです。
作者の葦原さんの凄さは、いわゆる「言語化」であり、さらにそれを漫画という形でうまいこと落とし込んでいる凄さですよね。
今回は「実力」と「努力」に対する言語化であり、とくにその2つに対しては誰もが、特に若いときにいろいろ不安に思うことがあるはずです。もちろん、自分自身は今でも思います。「足踏み」なんて、心に直撃しましたよ。
それが発生する原因や理由、どうしれば解消されるのかというのが、今回の2話でしっかりと描かれていると思います。だから2話掲載も仕方ないのかもしれない。
漫画として読むと、どうしてもいくつかのポイント、例えば、「修が採った改善策は、迅をチームに勧誘することだった」というような話がなんで周囲が驚くのか?というのがいまいちピンとこないというような部分はあると思います。
なので、そこがピンとこなくても、今回書かれている内容はおおよそ理解はできるが、やっぱり頭から作品を読んで欲しいという思いはある。そうすることで、今回語られている内容がさらに腑に落ちるのではないかと。
あと、ワールドトリガーとして考えると「なんで主人公のチームが強いというか成長したのか?」というのが若村麓郎との会話を通じて説明されているんだけど、作品の中でこういう説明するのって珍しいなと思った。
こういうのって、「ワールドトリガー評」みたいな感じで、そとから作品を考察とかで語る内容だと思うんだけど、それを作品内でやってしまうのがちょっと新鮮でした。
こうなると、若村麓郎がどう思ったのか?という話になっていくわけで、それが次号以降で展開されるわけです。さらに、話の中ででてくる、若村麓郎が普段所属している香取隊の隊長 香取葉子は、三雲修と今は同じチームを組んでいるわけなんです。
どう変化していくのか、とても気になりますね。
#マンガ感想文
#ワールドトリガー
#ワールドトリガー感想
#葦原大介
#ジャンプSQ
#トリガーオン
#ワートリ
#私のイチオシ