映画 私はいったい、何と闘っているのか 感想
世間は、マトリックスだと思いますが、テアトル新宿の朝9:40の回で見てきました。
テアトル新宿って、9:40だと会場が9:20なんだね。シネコンになれてしまっていたので、ちょっと不思議な感じだった。その代わり、朝の最初ならコーヒーが半額だった。
一応、 #ネタバレ 回避の改行をしますか。
それはイカン
わかるよ、伊澤。でも、それはイカン、その選択はしてはイカンと、なんど見ながら思ったやら。
人によるんだろうなぁ、笑い声も聞こえてきていたから。でも、俺はなんかそういうシーンで、苦しい気持ちになりながら見ていました。
女優さんが良かった
主演は、安田顕さんなんだけど、まわりの女優さんがなんか良かったなぁって思った。
家族役の、小池栄子さん、岡田結実さんはもちろん、妹の菊池日菜子さんも。なんか、良い家族だったなぁ。その家族の形も、いろいろあるんだけどさ。
あとは、ファーストサマーウイカさんだよなぁ。ラジオとかバライティーのとは違うキャラ。でも、凄いハマっていたなぁ。「見た目は地味なんだけど、時々可愛く見える」っていう感じが。
河川敷で泣く
ストリー的には、そこまで予想外の展開は無かった。予想外だったのは、伊集院光さんの店長の件ぐらい。いや、見終わった今、予告を思い出すと、こういうことではあるんだけどさ。
予想外の展開はなかったけど、だからこそそれが良いっていう感じ。「自分の思い通りにはならないけど、やっぱりそうなるよね。」っていうのは、まさに伊澤の話なわけだから。あ、でも、家族の形は予想外というか、そうか、そういうことなのかって、みていて納得した。
で、エンディング前の河川敷の叫びはやっぱり涙でた。妙に、靴下の件とかリアリティあるなぁとかね。
ただ、この映画をどういう人に勧めたら良いのかは、迷う。
頭空っぽにして楽しむという映画でもないし、かといって思いっきり見終わったあとに考えさせられるものでもない。
ミステリーとかホラーとか、そういうジャンルの映画でもないし。映画の内容と同じように、程よい距離感の作品ってことかなぁ。