映画 映画大好きポンポさん 感想
この作品、全然ノーマークでした。相方さんが見たいと思っていると言われて、初めて作品を知りました。
とはいえ、どうしても見たいか?と言われるとそうでもなかった。先日見た、さよなら私のクラマーの映画を見るときに、時間帯があればついでに見ようかなぁと思っていたくらい。(結果、そのときは見なかった。)
で、その後、EJアニメシアター新宿(旧 角川シネマ新宿)が、毎週水曜日が男女問わず1200円というのが分かり、急遽見に行くことになりました。
では、一応ネタバレ防止のために改行しておきます。
そういえば、映画館にはサイン付きポスターが張ってありました。
話としてはスタンダード
好きなものに取り組んでいる人が、夢を叶えるっていう感じで、基本的にはスタンダードな話の流れの作品だと思います。
その中で、結構衝撃的だったのは、その夢を叶える主人公(ジーン)が、なんで(タイトルにもなっている)プロデューサーのポンポさんに見いだされたかと言うと、「目に光がなかったから」という。
ポンポさんいわく、クリエイターの素質して「幸福は想像の敵」であると。充実した生活を送ってきた、目がキラキラしてきた人は満たされていて、モノの考えが浅くなる。
そうじゃなくて、社会に居場所がなくて、追い詰められた目をしている人は、自分の中だけに世界を作る。想像・創造の世界にいる。だから、クリエイターとしての潜在能力が高くなる。
作品を知って、公式サイトにアクセスしたり予告は見たのですが、なんでこのジーンという人物が主人公なのかは疑問だった。こういう形で語られるというのは結構びっくり。
そして、それはなんとなく分かる気がする。「映像研には手を出すな」もそういう感じですよね。だから映像研には手を出すなが好きだった人は、これも好きかもしれない。
原作マンガがある
ノーマークだったので、原作マンガも読まずに映画を見ました。原作はここからさらに続きなのかな?単行本として続いているみたいなのですが、とりあえず映画になった分はpixivで公開されています。
映画見終わったあと、読みました。
ネタバレです。原作読むと分かりますが、アランや銀行絡みは全く映画オリジナルなんですね。実は映画を見ていたときに、カフェでアランがジーンに言った「目が輝いている」的なことを言うのです。ポンポさんと真逆のことを言って、しかも撮影に入っているときだから、その後何かあるのかな?って思ったのですが、結局あまり絡まないまま終わった。だからちょっと違和感あったんですよね。
とはいえ、アランが味方なのか、敵(トラブルを起こす)なのか、ちょっとハラハラしながら見ていた。映画作品としての長さとしては確かに追加しないとだよなとは思った。
原作読むと逆にアランや銀行絡みのところはともかく、制作の部分をがっつり削っているので、その割り切りはすごいなと思った。
ちなみに、オチは原作マンガも映画も同じだったのですが、、、、、この映画の上映時間、なぜ揃えなかった?(ってみんな思うんじゃない?)
6/18 追記
他の方の感想を読んでいると、本編はちゃんとあの時間だったみたい。自分は映画館の上映時間ベースで上記を書きました。
没頭できる人はうらやましい
これは、普段からそう思いますが、どのジャンルにしても没頭できる人は、尊敬しますね。いつも、自分と比べてしまってそう思う。
その一方で、没頭できる人をうまく支援できることもすごいけど、そういう人たちから搾取するとか、いわゆるブラック企業的に没頭することを強制してはいけないんだなと。
作品の描写としても、日常としてもバランスは心がけなければ。
EJアニメシアターについて
あと、余談ですが、今回始めてEJアニメシアターという映画館に行きました。wikiで調べると、2008年に開業した映画館なのか。で、その後2018年にリニューアルしているみたい。
通常のビルの中にある映画館だからしかたないけど、久しぶりに割と平らな映画館だった。普段、シネコンになれてしまっているから、席数の割にはスクリーンサイズが小さかったかなぁ。
ま、逆に言えば、シネコンのつもりで、真ん中より後ろの席をとったのですが、ここなら真ん中より前のほうが良いかもしれない。
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