今日から使える写真講座 Vol.07
お子様の写真を撮影するママやパパが家族の自然な様子を撮影するポイントをお伝えします。
2018年6月から2020年1月まで、福井県の地域誌に寄稿していた写真を撮影する時に誰でもできるワンポイントレッスンを20回分を再構成してアップしていきます。
ポーズ問題からの表情問題。
いろんな写真を見ているとカッコいいモデルさんや芸能人がやっているようなポーズに目がいってしまい、自分達もそんなポーズで撮ってみたい!って思われる方も少なくは無いのでしょうか。
ただ、モデルさんや芸能人はプロです。
何度か福井にいながらも、プロのモデルさんや芸能人の方を撮影させて頂きましたが、シャッターを押す度に色んなポーズや表情を何も言わなくてもやってくれます。
さすが!プロ!って感じたのですが、それをそのまま、ご家族写真でやろうと思うと、表情や動きが不自然になってしまいます。
写真館もポーズつけるけど、、?
モデルや芸能人ではなくて、七五三や成人式、結婚式の撮影などで写真館に行くとがっちりポーズ付けられましたよ!
という方も多いのだと思います。
これには理由があります。
※ただし、僕なりの解釈です。
写真の歴史を紐解くと、デジタル以前は大きなシートフィルムと呼ばれる1枚もののフィルムで写真を撮影していました。
これはとても高価で、一度の撮影で何枚も撮影できませんでした。
だから、一番綺麗に見える姿勢で、目をつむらないようにといった色んな所に気をはって撮影していたからなのだと思います。
その名残もあって、写真館に限らず、普段の写真でも写真を撮ろうとすると固まってしまう方が多いのかなぁと感じています。
型モノと自然
僕がオーナーを務める「Dot.Graph」では型モノ3割に対して自然な写真7割くらいで撮影しています。
どちらにも良さがあるのですが、型モノの撮影をするときの「ぎこちなさ」や「不自然さ」を楽しめるような雰囲気をつくり、型モノの中にも自然な表情がうまれるように撮影しています。
自然な雰囲気、表情で撮影するのが一番難しい!!
そんな時に使えるワンポイントアドバイス。
ご家族で写真を撮るときに、「○○ちゃん!こっち向いて〜!」というお願いをやめてみましょう。
そして、写真を撮るという意識から違う状況を作ってしまいましょう。
例えば、第6回のコラムに書いたこども達にカメラを渡してみようも、そんな状況づくりの一つです。
もちろん、僕たちも撮影中にこっち向いてなどの指示をだすのですが、必要最低限におさえて、家族の会話が生まれたり、自然なポーズになるようなキッカケを作ったりしています。
このキッカケをどうやって作るかがいろんな写真家さんや写真館さんのオリジナリティになっているように思います。
体験イベント
それをわかりやすく体感できるイベントとしてDot.Graphでは季節ごとに気軽に写真スタジオで写真を撮ってもらえる企画を用意していますので、ホームページやLINE公式アカウントを登録してもらって、最新情報を見てもらえたらと思います。
家族の生活を振り返ってみる!
家族の生活の中にあるキッカケが自然体の写真を撮るヒントがあるかもしれません。
その状況を見つけておくことが自然体の写真を撮る一番の近道です。
お子さんが遊ぶおもちゃや絵本、お散歩中に見つける何か。その状況をよく見ておいて、そこで出てくる笑顔を写真に残すことが大切かなと思います。
「この頃、この絵本好きだったよね〜」
「このおもちゃ大好きだったよね!!」
写真に状況も写って残っている事で、家族の生活の中にある思い出も一緒に蘇り、将来その事を写真を見ながら話して幸せな時間を過ごしてもらえたらと思います。
<お店の情報>
福井市内にあるDot.Graphでは女性カメラマンが講師となった写真講座を開催しています。
このnoteの記事より、もっと詳しく写真を知って楽しみたいとお考えの方は福井市周辺の方に限られてしまうと思いますが、ぜひご参加ください。
そして、春休みのお子様に友だち同士での思い出を残すキャンペーンも開催!
よろしければサポートをお願い致します。いただいたサポートは自社スタジオ「Dot.Graph」で開催している家族写真をもっと身近にする撮影イベントや写真教室の運営費にさせて頂き、より多くの幸せを感じる機会づくり、キッカケづくりを行っていきます。