【究極のおぼろ昆布とは】 思いもかけぬ昆布かき体験と、匠の技と (敦賀パート2)
前半はこちら。
帰りの電車まであと2時間ちょい。零士ロードは、駅に向かって右側がヤマト、左側が999です。
この道沿いに、タクシーのお姉さんが紹介してくれた昆布屋さんがあるのです。
暫してくてくした後に発見した昆布屋さんは、なんとおぼろ昆布のかき方の実演中!
そうか… おぼろ昆布って、大きな昆布をかいて作るのか… しかもマンパワーで!言われてみればその通りだけど、今まで想像もしたことがありませんでした。
興味津々で覗いていたら、何やらお店の偉い人が「やりますか?」と声をかけてくれました。え!そりゃもうやりたいに決まってる!!!
感想:すげー難しい!!!!
昆布かき師マイスターのお手本を見ていると、残った昆布も美しいし、かいた昆布も、面積が大きい!
いとも簡単にかいているように見えるのに、いざ自分でやるとなると、写真手前にポロポロしているような糸屑みたいになってしまう!
私達がかいている時は、マイスターが怪我防止の木の板を添えて下さるのですが、あれが無かったら、今頃、私の左手、指チョンパでありました!
削りたてのおぼろ昆布はフワフワで、味が濃くて、酒のアテにピッタリです。白身魚を巻いて締めたりしても美味しいそうな。マイ糸くず昆布ではできないけど、マイスターがかいた方(削りたてを少し頂きました!)なら、それも可能だと思われます。
「グラム単価なら和牛ステーキよりも高価」な昆布は、北前船の寄港地である敦賀がなければ、京にも大阪にも出回ることはありませんでした。関西食文化に対する敦賀の貢献たるや。
昆布かき体験は、いずれ作務衣貸出付きの体験コースにするそうです。こんな体験、他では出来ないと思うので、興味ある方、是非に。
たんまりとお土産を購入すると、そろそろ帰る時間です。
実質滞在8時間とは思えないほど充実した敦賀の旅でした。
自分お土産:駅前で購入した小鯛のささ漬け!木桶の香りもするこれまた最高の酒のアテ!
来春には金沢〜敦賀の新幹線が開通します。その頃に、また来たいな。どなたか一緒に参りましょう🎵
明日も良い日に。