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【古代文字とは】 古代文字画家:山中丹夸さんの書から広がる世界の先に

古代文字は物語る。

それを改めて思い起こさせてくれる山中丹夸さんの個展に行ってきました。

古典の場所は、目黒区のオーダー家具を手がけるアルファクラフトさん。

https://www.alfacraft.co.jp/

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入った瞬間、ふわあっと木の香りがお出迎えしてくれます。それもそのはず。入り口入ってすぐの右側の壁に、様々な木々の一枚板に混じって、屋久杉の一枚板が数枚置いてありました。まだ研磨され切っていないものと、磨き上げられているものと、他にもたくさん。

この板を選び、足を選んでテーブルになっていくそうです。

ああ、いつかこちらで、大きな屋久杉の一枚板でダイニングテーブルを作って頂きたい。

それが入るような大きなおうちにいつか住みたい。

そんなことを思いながら店内に入ると、その家具に溶け込むように、山中丹夸さんの古代文字の書の数々が飾られているのです。

亀甲文字の書には、奥行きがあるのです。

宇宙のような空間が筆捌きの間に広がっている。そこには次元があり、動きもある。だからいつ見ても違うものが見えてくるのです。

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アルファクラフトさんに飾るということで書かれたという「森」。

私には、左側の子が、「真夏の夜の夢」に登場する妖精パックのように見えました。いたずらを仕掛けた妖精パックが、少し背中を丸めて「ウッシッシ」とほくそ笑みながら木々の間を駆け抜けていく。

自然の光しか無かった古代の森とは、そんな魔法がかかる空間であったろうと思います。

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御軸になっている、「生」(手前)と棍棒を持っている鬼の「畏」(奥)。

「生」の方は、説明だと草なのですが、この空間だと大木に感じられます。木々に息吹かれて空に向かって伸びているよう。

御軸の生地も凛としておられます。まるで山中さんの佇まいのよう。

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「明」

お月様が、太陽の窓から外を眺めています。

お月さまって人のよう。見るたびに形も変わるし印象も変わる。アップダウンもあるし、妖艶なこともあれば、お姿を全く見せてくれないこともある。

それでもやはり、お月さまは美しい。

香りがとても気持ちが良くて、久しぶりの山中丹夸さん(ネパールやミャンマー旅行にご一緒させて頂いているのです)との再会も嬉しくて、長居をしてしまいました。

お散歩がてら如何でしょう。

私は森の成分と宇宙のカケラを頂いてまいりました。おうちにお迎えした子は、飾ったらお披露目します。むふん。

明日も良い日に。




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