413/1000 雨上がりにしか虹は見えない

昨日は久しぶりに朝からの雨。

折しもあれこれうまくいかなくて、朝からずっとドロドロしてた。

夕方以降のお仕事の前にと、雨の中、スーパーに向かった。

月曜日の午後、中途半端な時間のスーパーは人影まばら。商品が手薄なのが難点。

必要なものを少しと、そうでもない物を沢山買い、外に出る。雨はほぼ止んでいた。

空はぐんぐん透いていく。

そして、虹が出た。

冬に虹がかかるなんて。しかもこんなおっきな虹。ピンク地に妙にポップな花柄の、誰かから貰ったエコバッグを片手にダラリと持ちながら、暫し見とれた。

じっと見ていて、気づいた。

右側の端っこに、ダブルレインボーの欠片。

写真を撮ったら、すぐにお暇されてしまった。

その後もずっと残っている、虹の頭上の天使の羽。後ろ姿だ。深めな海の中、目の前のダイバーの、タンクだけが見える感じ。

別に見放されてるわけじゃない。相手も前に進んでいるだけ。

浮いたり沈んだり。そんなもんだ。

私のうっかりとか。ずるさとか。それもそんなもんだ。

おうちに帰ってコーヒー淹れて。

わたわたしながらレッスンをして、それから稽古をして。

終わって反省点を整理していたら、今日になっていた。

夜に虹は見えない。

でも虹はかかっているかも知れない。見えないだけで。

今日はピッカピカな快晴だった。

時間はどう使うかで長くも短くもなるけれど、沢山のことを無理くりやろうとすることで長くなるものでもない。

今日も珈琲を、丁寧に入れた。

明日も良い日に。