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電球のオブジェ。

キッチンの電球が切れた。
予備の電球があったのでホッとした。
すぐに付け替える。
こういう作業は意外と好きだし、得意だと思う。
電球も自分で替えられるもんね。
私、エライ(ほめて伸びるタイプ😆)

が、付け替えてみるとなんと。3灯ある電球色のところに、一つだけ蛍光色…

ま、まぶしいー!
誰よ、蛍光色買ったの!(私?)

これはいかんと思ってすぐにアマゾンでポチする。
LEDではないし、ちょっと特殊な電球なので廃盤になっては困ると予備の分まで購入した。
こういうところに心配性って出ちゃうよね。
明るすぎるので少しワット数を落としたものを買った。
(まぶしいの苦手。)
ありがたいことに次の日には届くらしい。
すごいな、Amazon。

次の日、早速電球が届いた。
よし、ちゃんと電球色だ。
踏み台を持ってきて付け替える。
がピタリとはまらない。
差し込み口もちょっと特殊なので私の差し込み方が悪いのか。
もう一度挑戦。
だがはまらない。
もうなんなのー?昨日はすぐはまったのに。

少し背伸びしながらの作業なので、何度もチャレンジするうちに汗だくになってきた。

おかしいなー。
なんではまらない?

不本意ながら息子2さんを呼ぶ。
なんだか負けた気がしてクヤシイけど。

「ハイ、貸して。」

母さん、無器用かよ。という2さんの無言の心の声が聞こえた気がしたが、ここは一旦その声はシャットアウトして、踏み台に乗った2さんに渋々手渡す。

「あれ?おかしいな。はまらないよ。」

ほほほ、そうであろう。
そうであろう。
私がやっても入らなかったからね。

そこへお嬢もやってきた。

「ちょっと貸してみて。私もやってみる!」

電球はお嬢にバトンタッチされる。
私よりちっちゃいお嬢はバレリーナのように精一杯の爪先立でガチャガチャやっていたが、

「えー、これ入らないよー」

と力任せに入れようとする。

「ああっ!もうそれ以上やると割れるから!やめてー!」

お嬢を強制退場させる。

逆に入らなくてよかったよ。
これでお嬢ができちゃったら、私と2さん立場ないわ。

3人とも汗だくになってしまったので、原点に立ち帰ろうと、もともと入っていた蛍光色の電球と電球色の電球を並べて比べてみる。

すると。


あれれ?


大きさが違う!?
すごーく似てるけど、差し込み口も若干違うような?




えー!!!



間違えて買った???



あ!


もしかしてワット数、落としたのがいけなかった!?


やだー!がっくりー!😭



予備まで買ったのにー!!


心配性が「あだ」となった。


この電球どうしてくれよう?


わーーーーーん😭


お嬢が、

「新しいの頼みなよ。」

と冷静に言う。

そんなことはわかってる。
でもさあ、この電球どうする?
この家ではこれと同じ電球を使っている場所はない。


はあーーー!!


私は盛大に叫んで、それから1つ大きなため息をつき、もう一度Amazonでポチする。



玄関のベルが鳴る。
Amazonから電球が今日も届いた。
もうすぐに一人で取り付けちゃうもんね。

そして我が家の棚には、もう使うことのない電球が2つ、オブジェと化した。







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