愛されるために“境界線”を引くことの重要性。愛される女はどこで線を引いているのか?
「彼にもっと愛されたい」「もっと深く愛し合いたい」。そう思うのは自然なこと。でも、彼に尽くし、相手に合わせて、ただ「愛されたい」という気持ちだけで進んでいると、なぜかうまくいかなくなることがあるよね。
私もかつて、そうやって彼に尽くしすぎて「重い」と思われたことがあった。好きだから頑張っているつもりが、彼にとっては負担になっていたなんて。そのとき気づいたのは、彼に愛されるためには、あえて「線を引く」ことが必要だということ。愛されたい気持ちが強いと、つい自分を犠牲にしてまで彼に合わせてしまうけど、逆にあなたがどっしりと構えて自分の価値を守っている姿が、彼にとって一番魅力的に映ることもあるんだよ。
今回は、「彼に愛されるための境界線の作り方」について、どす恋マリの経験から学んだことをお話ししていきます。
1. 「境界線がない恋愛」は、彼の興味を奪う
恋愛をしていると、彼に好かれたくて、できるだけ彼の要望に応えたいって思うことはない? 「私ができる限り彼を喜ばせれば、愛されるはずだ」って信じてた。でも、今ならはっきり言える。境界線がない恋愛は、彼の興味を奪うだけで、愛されることには繋がらないって。
私もかつては、彼に合わせてばかりだった。デートの行き先も、彼の行きたい場所。食事も彼の好きなものを優先。彼が好きだと言う映画は、私が本当はあまり興味がなくても見に行った。だって、彼が喜んでくれるなら、自分の好みなんてどうでもいいと思ってたから。
でも、そうして「彼が喜ぶなら」って繰り返しているうちに、私は次第に、自分が何をしたいのか、何が好きなのか、さえわからなくなっていったんだ。彼に合わせすぎて、自分自身を見失い、彼が求める「都合のいい存在」になっていくことで、彼との間にどんどん距離が生まれていった。
それでも、「もっと頑張らないといけない」「彼に合わせていれば愛される」と思い込んでた。彼が求める通りに尽くし、彼のペースに合わせることが、恋愛の成功法だと信じてたから。でも、気づけば彼から「ちょっと重い」と言われ、あっけなく距離を置かれてしまった。あのときはショックで、何がいけなかったのか全くわからなかったけど、今だからこそ言えることがある。
相手に合わせすぎる恋愛は、彼に「追いかける意味がない」と思わせてしまう。彼にとっては、「すべて自分の言う通りにしてくれる相手」というのは、一時的に都合がよくても、興味が続かないものなんだよね。
2. 愛される女は「自分を守る」ための線を引いている
ここで考えてほしいのは、「愛されるために自分を犠牲にする必要はない」ということ。愛される女性は、自分を守るための境界線を引くことができているんだよね。むしろ、彼にとって「手に入れたい」と思わせる女性は、自分の価値観や大切にしているものを守る姿勢があるからこそ、魅力的に映るんだ。
例えば、あるとき彼から夜遅くに電話がかかってきて、「今から会えない?」と言われたことがあった。昔の私なら、どんなに疲れていても、すぐに支度をして彼に会いに行っていただろう。でも、そのときの私は「夜遅いし、明日も仕事があるから、また今度にしよう」と返事をしたんだ。最初は少し罪悪感もあったけど、自分を大切にすることで、彼も私を大切にしてくれるようになったんだよね。
こうして彼に対して「自分の時間を尊重する」ことを示すことで、彼は少しずつ、私の大切な時間や意見を尊重してくれるようになった。「彼が会いたいときにすぐ会える女」ではなく、「大切にされる存在」へと変わっていったのを感じたよ。
3. 「追われる存在」でいるために、彼に求められる姿勢とは?
愛されるためには、相手に振り回されずに「自分を守る」ことが重要。これは単に「無理に強がる」という意味ではないんだ。恋愛において、相手に追われるためには、自分の軸を持ち、相手に振り回されずに適切な距離を保つことが必要。これができると、彼は「自分で追いかけたい」と感じるようになる。
例えば、彼が急に「今日会えない?」と誘ってきたとき、必ずしもその誘いに応じる必要はない。もちろん、会いたいときに会うのは素晴らしいけど、無理に予定を変える必要もないんだ。そうやって「自分のペースを崩さない」ことが、相手にとっては新鮮で、そして「もっと知りたい」と思わせることに繋がる。
また、彼に依存せず、自分の生活や友人との時間を大切にする姿勢も大切。彼だけでなく、自分の大切な人たちや趣味、生活を尊重することで、彼もあなたを「自立した大人の女性」として見るようになるんだ。こうすることで、彼に「もっと深く知りたい」「追いかけたい」と思わせることができる。
彼のペースに合わせるのではなく、自分の時間を楽しみ、自己成長を意識することで、彼にとっても魅力的な存在になっていく。依存する恋愛ではなく、共に成長できる関係が築けるようになるんだよ。
4. 愛され続ける女性が持つ「境界線の作り方」
「彼に愛されたい」という気持ちはとても自然で素敵なもの。でも、そのために自分を犠牲にしたり、無理をしてまで合わせる必要は全くない。むしろ、彼に愛されるためには、「ここまでならOK」「ここからはNO」という境界線を持つことが何よりも大切。
境界線を作るためには、まず「自分が大切にしているものは何か」を知ることが必要。例えば、あなたにとって大切な趣味や、友人との時間、リラックスできるひとりの時間など、恋愛だけに縛られない生活を大切にしてみてほしい。そして、彼にその姿を見せることで、「追いかけられる女性」になっていけるんだ。
自分を守る境界線を持つことは、彼に対して「簡単に手に入る存在ではない」というメッセージにもなる。大切なのは、彼のために無理をするのではなく、ありのままの自分を大切にすること。これができれば、彼は「この女性は自分の人生を持っている」「彼女のそばにいたい」と思うようになるんだ。
愛されたいからといって、自分を犠牲にする必要は全くない。むしろ、自分の価値をしっかりと守りながら恋愛を楽しむことが、彼にとってあなたを「手放せない存在」にするための一番の近道。
私も過去には、彼に好かれたい、愛されたい一心で、自分を抑えてばかりだった。相手に合わせることが正しいと思い込んで、彼が望むことなら何でも応え、彼の予定に合わせ、彼の気持ちを最優先にしていた。だけど、最終的には「都合のいい存在」どまりで、深く愛されることもなかった。
そんな経験を経て気づいたのは、愛されるためには、相手に依存せず自分の軸を持つことが何よりも大切だということ。自分がどれだけ彼に尽くしても、無理に合わせても、相手は自分のために尽くしてくれる「都合のいい人」としか見なくなる。それがどんなに辛いか、私も身をもって経験してきたからこそ、今こうして伝えたい。
自分を犠牲にして彼に尽くす恋愛はもう卒業しよう。あなたがあなたであるために、自分の大切なものを守り、自分の時間を楽しむことが、彼から深く愛されるための第一歩。そして、彼に追われ、尊重され、価値を認められるためには、自分の境界線をしっかりと持つことが不可欠。
これからは、「彼に愛されるために」ではなく、「自分を大切にするために」線を引く恋愛を目指してほしい。その先に、彼があなたを「本当に大切にしたい」と思う瞬間がきっと訪れるから。