人と人の、距離感【ママ友編】
どちらかというと、私はパーソナルスペースなるものが広めである。
どんなに親しい友人でもある程度の距離を保ちたいし、保って欲しいと思っている。
これは本当の距離でもあるし、感覚的な距離も同じくである。
人が嫌いなわけではない。
むしろ好きだ。
常に多くの人々と仲良く交流したいと思っているけど、一定の距離感は保ちたい。
女性経営者仲間の数人とお茶やランチをご一緒するとき、口数が減ることが多い。
これは一定の距離感を保ちながら、
「この人はどういう考えなのか」
とか
「この情報をしっかり聴き参考にしたい!」
という気持ちになるためだ。
そういう私の感覚を知ってくれている人は、心地よい距離を保ってくれるのでありがたいと思っている。
でも不思議なことに、私とお相手、2人での会話のときは私、結構おしゃべりなんですけどね。
今日はここ数日で感じた距離感についてお話しします。
①ママ友たちの距離感と私のパーソナルスペースに入り込む子育てママ。
②たまたま同席したおじさんとの距離
③18年ぶりに再会した外国人(友人)とのハグ
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①ママ友たちの距離感と私のパーソナルスペースに入り込む子育てママ
先日、ある若いママからSNSでメッセージをいただいた。
ママ友仲間といえるのかどうかはわからないが、ちょっと対応に困っている人(ママ)がいるらしい。
実は私、気づいていた。
そのママたちのSNSでのコメントのやりとりに違和感があって、微妙な距離感を感じていたのだ。
私に相談というか、事実を報告をしてくれたママをAさん。
そのお相手のちょっぴり困ったちゃんのママをBさんとしましょう。
私もBさんに若干の苦手意識があった。
そうそう。
ここに出てくるママたちと私の関係は、私が仕事で開催しているイベントなどに遊びにきてくれるお客様であるママたち。
長く仕事をしていると、そういうお客様ママとも仲良くなるものなんです。
だから、私の立場でいうと「ママ友」というわけではないことをご理解いただいて、この先を読み進めて欲しい。
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子育てイベントや講座にはたくさんのママが集まってきてくれる。
企業はいわゆるそこに集客力を見込んで仕事の依頼をしてくださる。
だからこそ、子育てママやパパには無料で参加し楽しんでもらえるわけだ。
子育てに悩むママたちが多い昨今、気晴らしや仲間作りに活用してもらっている。
そんな私の仕事が、ほんの少しだけでも子育てママたちに役立っているのなら嬉しい限りだと思う。
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さて、若いママたちの話に戻しましょう。
なぜ、私がこのママたちのSNSのコメントのやりとりに違和感を感じたかというと、まずは子どもの年齢が違うこと。
※ここ、子育て中のママ向け商品・サービスのマーケティングとして重要なポイントですよ!!
子育て中のママたちは子どもの月齢、年齢によって微妙に考えや行動の仕方が変わってくるものなのだ。
まずは時間の使い方。
出産まもなくや、月齢の小さな頃は時間に全く余裕がない。
そうすると考えや諸々の感覚にも余裕が感じられないことが多い。
1歳、2歳…と大きくなるにつれ、余裕はでてくるものだけど。
次に情報。
情報の内容も情報の収集の仕方も、月齢、年齢によって微妙に変わってくるもの。
例えば、生まれたばかりの頃、離乳食を始める頃、ハイハイ期、あんよ期、1歳頃…など知りたい情報は違ってくる。
そして情報収集も、家から出られない頃はスマホからの情報が多く、ベビーカーに乗せてお散歩ができるようになると公園やママサークルなどで情報を集めるようになるのだ。
幼稚園選びや習い事など実際に目にしたり、聞いて情報を得たいと思うのは当たり前のこと。
そうなると、月齢、年齢の違う子どものママたちはまず共通する話題が少なくなり同じ感覚で話ができていないのではないか…と、ママたちの様子を感じている。
このAさんとBさん。
「お子さんの年齢が少し離れてるんだよな〜」
「共通の話題ってあるのかな〜」
と、感じながら見ていたのだ。
そして、その次に重要なことは趣味趣向。
私は元デパートに勤務し人事部研修担当をしていた。
その後、派遣社員として企業の受付を経験している。
デパートの頃は多くの店員(社員)やお客様を見てきたし、企業受付の頃は1日に何千人という人たちが受付の前を通って行く様を見ることが仕事といっても過言ではない。
そんな毎日を続けていると、自然と人となりや体調の良し悪しなど、わかるようになるものだ。
企業の受付業務は「人間ウオッチングが仕事…」と大真面目に思っていた時もある。
長い間経験し積み上げてきた「人を見る」というスペックは、現役を退いて久しくても案外残っていて思わぬところで力を発揮できる。
AさんとBさん。
見るからに趣味も違うように思うし、明らかに属する場が違うのでは?と感じていた。
これは、どちらかが良い場で、どちらかが悪い場ということでは全くない。
ただ単純に違って見えるということ。
なんと説明すればいいのだろう?
うーん、そうだ!
音楽好きな中でも、クラシック派とロック派の違いといえばわかってもらえるだろうか。
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社会にはいろいろな環境で、いろいろな経験を重ね、いろいろな価値観を持った人たちであふれているもの。
それぞれ仲間を作り、群れを成すことで人間関係が成り立つことも多くあると思う。
また、それぞれが交じり合うことが全くないわけでなく、交じりあってまた新たな関係性が出来上がるものだ。
これを成立させるのがコミュニケーションという手段だと感じている。
そのコミュニケーションをより円滑にするための大切なものの1つが距離感だと私は思っている。
このBさん、距離の詰め方が急すぎる。
子どもたちの年齢が1歳ほど違うので、共通の話題で盛り上がるには徐々に攻めたほうが良い。
例え、共通の話題で盛り上がっていたと感じていても、そこにはわずかな齟齬が生まれる。
なぜなら、子どもの1歳(1年)は成長が著しく、育児の内容もかなり違うから。
ママだけというわけではないが、女性とのコミュニケーションで一番効果的なのが共感である。
このAさんとBさんには共感が生まれにくいんだよな~。
共感が生まれる前に距離を詰められると、人は逃げたくなるものなんじゃないだろうか。
少し急ぎすぎた感があるBさん。
Aさんと仲の良いママ友関係を築くには少し時間がかかりそうな気配だった。
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そして、実は先日このBさんが私のパーソナルスペースにグイっと入り込んできた。
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