算命学余話 #U82「初年運を考える」/バックナンバー
松井孝典教授の『コトの本質』によれば、戦後教育の失敗の根源には「人間が生まれつき我(自我)を持っているという間違った前提」があるといいます。生まれたばかりの赤ん坊は五感を通じて初めて接する外界に興味を寄せますが、この段階ではまだ赤ん坊に自我はなく、外界としての他者(人、モノ、自然)があるだけです。しかしこの他者が赤ん坊に笑いかけたりちょっかい出したり、或いは無視したりと五感に訴えることで、赤ん坊は反応して驚いたり喜んだりします。これが学びの始まりであり、ここには既に自分と他