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算命学余話マガジン #U31~U40

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中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半…
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#宿命

算命学余話 #U36玄「鑑定者の適性と心得」/バックナンバー

 地球の人口は現在66億程度ですが、そのうちの12億が飢えているそうです。一方で日本の食糧の1/3は廃棄されており、この廃棄分を飢えている人たちに回せたら随分助かるのに、そうはなっていない。物理的に不可能なのだろうか、それとも知恵や、何よりやる気が足りないだけ?  人類の1/5が飢えているというのに、ほんの一握りの大富豪が豪華客船に乗って着飾って飲み食いしている。ワンルーム・マンション程度の狭さの一番安い船室の販売価格は1億円。それだけあったら陸上で豪邸が買えるのに何でわざわ

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算命学余話 #U35「急激な上昇は危ない」/バックナンバー

 この正月は生まれて初めてなますを作った。年末の料理番組がものぐさな人のための簡単レシピを公開していたのをその場で暗記し、実践。砂糖と酢と少量の塩しか入れてないのに味わい深く、生の大根と人参の味もそのまま活きて調味料に押されていない。こんな簡単でおいしい生サラダが昔からあるのに、正月しか食べないなんてもったいない。というわけで正月が過ぎても大根を買い足す度に、せっせとなますを作る宇宙人なのだった。  主婦の方には馬鹿にされるかもしれませんが、去年はこれまた生まれて初めてカボ

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算命学余話 #U34「不運に強い宿命」/バックナンバー

 ミハイル・シーシキンの『手紙』にはこんな格言みたいな文句が出てきます。  「家族――それは互いなしには生きていけない人間同士の憎しみ合いだ」  正月早々こんな話題でなんですが、運勢鑑定依頼をされる方の多くは人間関係にお悩みで、当方は恋愛相談お断りですから、相談内容といえば職場の人間関係か家庭の人間関係かに大別されることになります。そして家庭内の人間関係に悩んでいる人には、この格言は心に突き刺さると思います。(悩んでない人には「?」な感想になるでしょうが、それはそれで幸せなこ

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算命学余話 #U33「蔵干を網羅する」/バックナンバー

 流行語大賞にも選ばれた「今でしょ」の林修氏が単なる一発芸人まがいでないことは、珍しくも各メディアが率直に伝えています。単なる予備校講師でもなく、一思想を持つ教育人だということはその言動からよく判るのですが、その彼が勉強の仕方について「勝てない科目で努力してもリターンが少ない」と今どきの表現をし、どうせ努力するなら勝てる分野に精力を注ぎ込めと、受験に限らず的確な人生指導を述べております。  算命学はこの考えに賛成です。全科目が得意という学生はほんのわずかで、多くの学生はその

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算命学余話 #U32「守護神の格差と作用」/バックナンバー

 余話では、ここ2回に渡って持って生まれた宿命星の陰と陽の両面性について採り上げてきました。この2回に留まらず、これまでの余話をお読みの方には算命学の陰陽論がどこまで示唆しているのかだんだん見えてきたかと思います。こうした理論が判ってくれば、宿命にこの星があるから金持ちになるとか、頭がいいとか、一面的に決めつけることはできないことも自ずと判ってくると思います。  だから宿命だけから人を判断はできないし、その人が歩んできた経歴の聞き取りも重要だし、生まれたばかりの子供を占っても

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