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細く、長く、末永く

今年の夏はよく蕎麦サラダを食べています。

冷たい蕎麦の上に、水菜やレタスなどのサラダをのせて、さらにその上に豚しゃぶと大根おろしをのせます。そして、そこに麺つゆをかけて食べるのですが、これがまたさっぱりとしていて夏の暑い日にはぴったりです。

作るのも面倒くさいことが一切なく、夏バテ気味の体に、缶ビールを流し込んでいる間にできてしまうので、今年から我が家の定番メニューに仲間入りしました。

そんな蕎麦はとても歴史が古く、高知県の遺跡からは9000年も前のものだと思われる、蕎麦の花の花粉が見つかっています。おそらくその時代から蕎麦が栽培されていたのでしょう。

奈良時代には、すでに蕎麦という言葉が使われ、蕎麦の実を粒のままお粥のようにして食べられていたことが、書物などの記録で確認されています。

そして、江戸時代になると現代と同じように、細くて長い麺状の蕎麦が食べられるようになり、いつしか縁起物として引っ越し蕎麦や、年越し蕎麦など、様々な節目や行事の際に食されるようになりました。



話は変わりますが、私は先日20年来の友人3人と人生で初めてリモート飲み会をしました。
もともとは、そのうちの一人と、毎年お盆の時期に一回だけ飲みに行っていたのですが、今年はどうも延期したほうが良さそうだということになり、リモートで開催することになったのです。

そこで、どうせならあの二人も誘ってみようと言うことになり、現在台湾に住んでいる友人二人も加わり、リモート飲み会が開催されました。

最初は久しぶりということもあり少しぎこちなかったですが、徐々にお酒が進んでいくと、20年前と同じようにくだらない話で盛り上がっていました。
ちなみに今回一番盛り上がったのは、ほうれい線の話と残尿感の話でした。

特に残尿感の話は、「悩んでいるのは自分だけじゃないんだな」という安心感を得られたので、話せてよかったです。

それにしても、気の置けない仲間達との時間はあっという間に過ぎてしまいます。22時過ぎから始めた飲み会も、気がつけばもう朝方になっていて、次の日はばっちりグロッキーでした。

それでも、気心知れた友人たちと同じ時間が共有できるということは、とっても幸せなことなんだなと、あらためて感じることができました。

今はなかなか会えない日々が続いておりますが、これからもどうぞ、細く長くよろしくお願いいたします。



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