私が無理をする理由
子どもの頃の経験
私は母が苦手だ。
嫌いか?と聞かれるとわからない。
でもこれだけは言える。『苦手』だし『反面教師である』と。
私は、今で言うヤングケアラーだった。
母は生まれつき足に障がいがあるが、身体も弱くて病気ばかりだった。
私が小学4年生の頃からは、母は入退院を繰り返し、多い時には1年の1/3くらい入院していたこともある。
父はずっと単身赴任。
そして私には姉と兄がいるが、学年が上がる方が忙しくなるのは当然で、そのためメインの家事は私の仕事だった。
もちろん姉兄の協力はあったが。
家にいる時も、母は体調が悪いと言ってばかり。
お手伝いという名の家事は、結局やらざるを得なかった。
姉兄私と、3人で協力して生活する私達を、積極的にお手伝いをする私達を、母は頼もしい・誇らしいと言っていたが、私はそんな母が嫌いだった。
別に頼もしいと言って欲しいわけでも、誇りに思って欲しいわけでもない。
私は子どもらしく過ごさせてほしかった。
甘えさせてほしかった。
自分に優しく他人に厳しい母。
私が体調が悪いと言っても、熱がなければ信じてもらえなかった。
無理をすることを、子どもの頃から強いられた。
母自身、体調が悪いのかもしれない。足が不自由で大変なのかもしれない。
でも、子どもの私には荷が重かったし、不満しかなかった。
私は、そんな母のようにはならないと、子どもながらに思ったのだ。
だから、子ども達は私が精神科に通院していることも、うつ病の薬を飲んでいることも知らないし、知らせるつもりもない。
夫の不理解
X(旧Twitter)でもそうだったが、私のうつ病に対して夫に理解を求めるようにと言われることは多い。
結論からして、私はもう『夫に理解を求めることを諦めている』。
なぜか、、
過去の夫の言動・態度からだ。
私は結婚する前にも1度目のうつ病を患っていた。
その時すでに夫とお付き合いをしていたし、その頃は理解があった…と思っている。
その時は優しかった。
でも今は違う。
その理由は『結婚をして子ども達がいるから』だ。
うつ病が再発した時、そのことを夫に伝えた。
その時夫は、
「そっかぁ。。でも今は子ども達もいるし、母親なんだから病院行ったり薬飲んだとしても、やることはちゃんとやらないとね」
と言った。
要は、゛母親なんだから言い訳せずしっかりやれ゛ということだ。
症状がひどい頃、病院に一緒に来て先生の話を聞いてほしいと伝えた。
その時夫は、
「そんなことで仕事休めないから行けない」と即答した。
私は悟った。
もうこの人に理解を求めるのは無理だ…と。
もともと亭主関白な夫。
令和の時代とは思えないほど、゛父親は働いて、家事育児は母親の仕事゛という感じの人だ。
なので、私も働いてはいるけど、週2〜3回の時短パートだからと普段から家事はほぼしない(というかできない)。
育児は…本人はやってるつもりなのは知っている。
「しんどかったら休んでていいよ」
と、時々一見優しい感じの声がけはあるが、家事を何もしてくれない(できない)ため、結局私がやるしかないのだ。
そんな人と結婚したのは私だから、もうやるしかないというのが現状だ。
私に万が一のことがあって入院でもしたら、きっと大変だろうな…と常々思っている。
その時はその時だ。きっと私(家事をしている人)の大変さがわかる時だろう。
子ども達には父親が必要だから(経済的にも)、離婚という選択肢はない。
以上が私が無理をする理由だ。
夫の前でも、子ども達の前でも泣いたことがない。泣く時はシャワーを浴びる時だったり、家にひとりの時に、あとは布団をかぶってひっそりと泣く。
我慢するのは慣れている。子どもの頃から…
主治医は言う。
「今回のうつ病再発の原因はいろいろあるけど、環境や人(夫)は簡単に変えられない。変えられるのはどれみさんの考え方と行動だよ」と。
そうなのだろう。
私の考え方と行動…というか感じ方も簡単には変えられないけど、そうなのだと思う。
私が弱音を吐けるのはSNSの世界だけ。
読んでくださる方々には、ネガティブばかりで申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、この世界でだけは我慢したくないし、強がりたくないし、無理をしたくない。
だから、たくさんネガティブなことばかり吐き出すことをお許しください。
長くなりましたが、ここまで読んでくださった方、そしていつもスキをくださったりフォローしてくださったり…本当にありがとうございます。
皆様のおかげで私はなんとか踏ん張れてます。
もしよろしければこれからもよろしくお願いいたします。