20210606|弟の写真が奨励賞受賞。新潟の県展に行ってきた。
写真を生業としている弟だが、
この度県展の写真部門で奨励賞を受賞した。
この歳になって
兄弟が何かで表彰されたのを経験出来るのは貴重
不思議というか
懐かしいというか
誇らしいというか
羨ましいというか
なんと言うか、言葉にならない
という事で、展示会場の新潟朱鷺メッセに行ってきた。
★
朱鷺メッセ会場は物凄く広く
そしてスペースもきっちりと取ってあるので
ゆったりゆっくりと見れる展覧会だった。
まずはやはり写真部門を。
年甲斐もなく
自分の弟の作品だけを探そうとしていたので、
いかんいかんと我にかえり
ゆっくり落ち着いて写真部門から一作品ずつ見て回った。
弟の名前の写真を見つけ、じっくりと鑑賞。
僕は写真の事は全く分からないけど
手間がかかって時間がかかって
そんな事くらいしか感想が無かったけど
凄いなと正直に思った。
「あ〜、これこれ!見つけたわよ〜!これこれ!」
なんて事を言いながら駆け寄ってくるオバちゃん2人。
弟の写真を指差し、僕の隣で鑑賞していた。
「この写真だよ〜、新聞出てたもの」
「上堰潟(うわせきがた)公園の写真ですって」
「サギがこんなに飛んでたかしら?」
「毎日のように見てるけど、気づかなかった〜」
あれこれと詳細情報をコソコソと話している。
そう、弟は新潟日報に県展関連記事で載っていた。
顔写真と名前と、写真。
それを見て来てくれていたようだ。
「何枚も撮った写真を合成したんですって〜」
「すごいわね〜」
合成っていうけど、この作品になるまで
どれだけの時間を待って
どれだけの時間を費やしたことか
合成って簡単に言うけど、これはね!
あ、実は兄なんですが!
なんて事を言いたい気持ちをぐっと抑え
同時に新聞に掲載される情報の力を感じた。
実は奨励賞を受賞した弟は三男坊で、
次男も写真を生業としており、入選をしている
しっかりと次男の作品も飾られていたのだが、
やはり賞が付いていると付いてないでは雲泥の差というか
注目度が違う。
どちらも良い作品だと思うのは、兄弟だからだろう。
せっかく来た事だし、書道部門、絵画部門、版画部門、
様々な作品を隈なく楽しんだ。
大きな会場だからぐるっとまわっていると
時間が経つのはあっという間。
最後にもう一回弟たちの作品を見ようと足を運ぶと
奨励賞には人が居て、
入選には見てもらってる。
なかなかの光景だった。
落選も相当多かったと聞いているので、
入選だけでも素晴らしい。
改めて
不思議というか
懐かしいというか
誇らしいというか
羨ましいというか
なんと言うか、言葉にならない。
★
仕事とは別で自身の作品を作り、
試行錯誤しながら写真を選び、
タイトルをつけ、
発表を待って一喜一憂する。
落選した時は落ち込むだろう。
入選、受賞したら嬉しいだろう。
そんな自身をかけ活動出来る事が羨ましいと思う。
自分自身を磨いているんだなって感じた。
何か、自分ももっとやれないかなと思う反面、
何が自分に出来るものだろうと考え直す。
勝手に刺激をもらい、
明日からまた頑張ろうと感じた1日であった。