チャレンジングな目標と向き合うポジティブマインドセットの作り方
目標づくりに関する本を出版します
2024/07/22に、翔泳社より「アジャイルチームによる目標づくりガイドブック」が出版されます。
出版までの間、不定期で本書についてnoteで発信していき、どういった背景、プロセスで本書が執筆されたのかを紹介します。このnoteを通して、さらに本書に興味を持ってくれる人が増えたらうれしいなーと思っています。一連の投稿は下記マガジンにまとめていきます。
今回は、チャレンジングな目標を設定したあと、そこと向き合うためのポジティブマインドセットを持つ方法について解説します。
失敗への恐怖
以前「なぜ僕たちは失敗を恐れるのか」というエントリーで触れましたが、私達は「失敗」というものを避けようとしがちです。
ですが、チャレンジングな目標には失敗がつきもの。失敗を避けていてはチャレンジすることはままなりません。
何が失敗への恐怖を抱かせるのか
失敗を避けたくなる要因の一つが、「行為の失敗」も「結果の失敗」も行為の失敗、自分の行動に失敗の原因があるものだと思ってしまう、という点です。
もう一つが、周囲の人は失敗していないという思い込み。でも、失敗しない人などいません。今、何かに対して熟達している人は大なり小なりの失敗を数え切れないほど経験しているはずです。
なので、行為の失敗と結果の失敗の切り分け、誰しも失敗した経験があると知るということを通して失敗への恐怖心を払拭していきます。
マインドセットを転換していく
恐怖心が和らいできたところで、次に取り組みたいのは「しなやかマインドセットの獲得」です。今、自分自身がどのようなマインドセットなのかメタ認知し、自分は変わっていけるという方向にリフレーミングなどのテクニックを援用して変えていきます。
メタ認知については「目標づくりガイドブック」でふれているので、ぜひ参考にしてください。より深く掘り下げたいということであれば、「リフレクション」がおすすめです。
チームをメンバーのセキュアベースにする
仮に失敗したり困難に突き当たったりしても、安心して相談できる場(セキュアベース)があれば、何度でもチャレンジしていくことができます。また、ひとつの目標を共同所有するような関係性であれば、お互いが強みを活かしながら目標に向かっていくことができます。
しなやかなチームマインドをもってゴールに向かう
失敗への恐怖心の払拭。
個人のマインドセット転換。
チームのセキュアベース化。
高い目標を目指すからこそ、チームとしてはこういったマインド面でのサポートを行っていきたいところです。
「アジャイルチームによる目標づくりガイドブック」では、こういったマインドセット醸成やチームワークのつくり方についてもたっぷり解説していますので、参考にしてみてください。