![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80955808/rectangle_large_type_2_2f34d02462e0e03c01d8314e79d7d6b1.png?width=1200)
また今年も大阪に行けなかった〜スクラムフェス大阪2022に参加&登壇してきました
今年こそは、と意気込めど
ついに現地開催!
2020年、オンライン開催になってから毎回参加しているスクラムフェス大阪。
2022年も、もちろん参加した。そして今年は初めてプロポーザルを書き(盟友である @viva_tweet_x さんと一緒に)、ありがたいことに採択された。(昨年はあじゃてく枠で登壇させていただいたので、プロポーザルは出していなかった)
そしてそして、今年のスクラムフェス大阪はこれまでと大きくことなる点があった。
そう、現地会場のチケットが販売されていたのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1655562552855-k9SylZvSZJ.png?width=1200)
あ、行こう。
現地参加チケットを発見した瞬間に購入していた。
そう、本当なら大阪に行っているはずだった。
大阪行きの夢、潰える
スクラムフェス大阪開催の1週間前に、我が家を今流行しているアレが襲った。一人目が発熱した時点ですみやかに隔離措置などとったのだが、アレの前では無力だった。あっという間に全員が妖精。そう、コロッとなってしまったのだ、妖精判定されるとしばらく自宅待機しなくてはならないアレに。
さすがはハイブリッドカンファレンスの嚆矢であるスクラムフェス大阪、自宅からの登壇に切り替える手間はまったくといっていいほどなかった。
と、いうわけで今年も大阪府町田市から参加。結論からいうと、めちゃくちゃ楽しめた。楽しめたし、勉強意欲が湧き出てきた。
ざっと、自分が参加(登壇)したセッションを紹介していく。
基本に立ち戻れ、DS(どうかしてる)人材よ。
今回の基調講演は、なんとあの角さん。エンジニアの本棚に最低一冊は角さんが翻訳したものがあるであろう角さん。タイトルはその名も「クリーンスクラム」。
もともと角さんが翻訳された数々の本にお世話になっていたこともあり、自分の中での期待は青天井に高まっていた。それでも、角さんはそんな期待値さえもかろやかに飛び越えていってしまった。
基本に立ち戻るーー。これがこのカンファレンス全体のテーマになるだろう、そう確信させるような基調講演だった。
そしてもうひとつ、DS(どうかしてる)というキーワードがDiscordを席巻していた。確かに、何かが変化するときってだいたいどうかしてる人がいるよな。
F1大阪グランプリ'22
新潟で初観戦して以来、すっかりF1(FはフィードバックのF)に夢中になってしまった。今回も期待に違わず最高の走りを見せてくれた。なんといっても角さんがゲスト参加した、というのがねぇ、すごかったですよ。「断ったけど参加させられた」と言いながらエッジの効いた走りを見せつける角さん、かっこよかった。
ふりかえりの「基本に立ち戻れ」
私とびばさんの登壇は2日目の朝イチ、鳥取トラック。(大阪なのに鳥取?どういうこと?という人は来年参加してください)
いやほんと、プロポーザルが通ったときにはまさか自宅療養中に登壇することになるとは…。
オンサイトでの発表しかオプションがなければあえなく登壇キャンセルになっていたところなので、テクノロジーの発展に感謝、感謝である。
以前と比べ、ふりかえりを実施している現場は増えているように感じる。その分、自分達のふりかえりが機能しているのか、ただしくできているのか不安に感じている現場も増えている。
じゃあ、自分たちのふりかえりがどういう状態なのか点検するチェックシートがあると自分達で点検できていいんじゃないの?という発想で、びばさんと二人でつくりあげたのが「ふりかえりチェックシート」だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1655563657258-6dZJxEBdOx.png?width=1200)
チェックシート全体の傾向
参加いただいたみなさんにチェックシートを埋めてもらいながら眺めていると、さまざまな傾向がみてとれた。
前向きなマインドセットで取り組めている人が多いこと
「ありたい姿」については描けていないことが多いこと
「感謝」をしている人がことのほか多いこと
我が身をふりかえる
そして、びばさんと私自身もチェックシートを埋めてみた。年中ふりかえりについて語り合っている我々だが、全ての項目がOKになったわけではなかった。それは自分達があえて選び取った道だったわけなのだけれども、あらためてチェックシートの形で向き合うことで「ここはもっとベーシックに行ったほうがいいな」と思い直すポイントもあった。まさに「基本に立ち戻れ」である。
そう、このチェックシートは一度チェックして終わりではない。ぜひ、節目節目で自己点検に使っていただきたい。(近日中にMiroテンプレートとして公開される・・はず。)
自分達でベストプラクティスにたどり着く素晴らしさ
藤井さん、もりばやしさんによるセッションはチームの成長譚としてこれ以上ないくらいによかった。
一人で悩まずチームで。
基本モブでやろう。
自分達で考えよう。
これを大事にしましょうね、という話はよく聞く。実際大事だ。このチームもそういっていた。そして、このチームはそのベストプラクティスに、自ら歩を進めることでたどり着いたのだ。
だから字面は一般的なベストプラクティスだけれども、そこには血肉が通っている。本当に尊い。
自らと深く向き合ったアンラーニング論
J.Kさんのセッション、これも自らの経験とその時々での内面に向き合ったものだ。極めて内省的で、であるがゆえに触れれば血が噴き出るようなリアルな手触りがそこにあった。
J.Kさんは、スライド中で何度も私の言動を取り上げてくださった。あまりに出てくるので、「あれ、もしかして本当は共同登壇…?私、登壇予定なのに間違って聞き専になってる…?」と若干不安になるレベルだった。
本当に、こんなにJ.Kさんの行動に影響を与えていたのだとすれば、こんなにうれしいことはない。一緒に世界をよくしていく仲間として、これからもよろしくお願いします。
倍速で学ぶプロダクトマネジメント
最後はこちら。なんと300ページを超える大ボリュームの資料を片手に、森さんは無事完走。まったくどうかしてる。
もちろん、ただボリュームがすごいというだけのセッションではない。
プロダクトマネジメントがどうか、の前にそもそもプロダクトってなんなの?マネジメントってなんなの?から考える、まさに「基本に立ち戻る」ものだった。
![](https://assets.st-note.com/img/1655565063029-gfJ4GsyfMl.png?width=1200)
最終盤には「プロダクトマネジメント大全 上」が2.0にアップデートされたこと、200ページほどを無料お試し版で公開したことがアナウンスされ、ただでさえ盛り上がっていたDiscordは狂乱状態だった。まったくどうかしてるぜ!
来年こそは
つらつらと書き連ねてきたが、参加したセッションの魅力が1/3も伝われば満足である。ちょっとでも面白そうだな、と思った方は、ぜひ来年はスクラムフェス大阪に参加してみてほしい。
そして、来年は・・・来年こそは・・・大阪に行きたい!